2013年3月11日
隕石と原子炉
2月、ロシアのチェリャビンスク近郊に隕石が落ちた。僕はその時モスクワにいたので、日本での報道ぶりはあまり知らないのだが、隕石が原発に落ちる危険性を論じた大新聞はないようだ。
今インターネットを見てみると、「隕石が日本の原発に落ちる確率は年間0.00000012%、つまり8.3億年に一度」という計算も披露されていたりして、結局危なくないということにされてしまったようだ。
しかし、落ちたら壊滅的被害ということなのだから、別の発電方法で替えておくべきだ。環境省は石炭発電に後ろ向きらしいが、石炭発電の技術進歩ぶりをちゃんと評価した上での話しなのかどうか。CO2排出削減目標(民主党の鳩山首相が課した、日本だけ異常に高い目標だ)達成は環境省の任務だが、放射能による環境汚染を防ぐのも、環境省の任務だろう。総合的に考えてもらいたい。
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