2012年6月 6日
モーツァルトはジャズの乗りで
今日、本当に久しぶりにモーツァルトのピアノ協奏曲(27番)を聞いた。ピアノの左手はオーケストラに溶け込んでほとんど聞こえない中(モーツァルトは和音の操作に本当に長けていて、最適の響きを作り出す。和音の則に合っていても、無暗に音を重ねると音が「つぶれる」。その点、モーツァルトは必要最小限だけの音をいつも選んでいる)、右手だけが即興ぎみに鍵盤の上をはねている。遊ぶ感じで心地よい。
これはジャズのようなものだ。左手が和声を奏で、右手がその和声の枠内で即興をする。この協奏曲、いつか本当にジャズでやってみたらいいのに。
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