2013年3月30日
北方領土問題解決のチャンス?
安倍総理が4月末には訪ロするという報道がある。北方領土問題を動かしたいことだろう。
この問題は去年の3月、朝日新聞の幹部がプーチン首相(今は大統領)から「引き分けでやろう」とかいう発言を引き出し(彼がそう言ったのはそれが初めてではないが)、それ以来、「プーチン大統領は北方領土問題解決に前向きだ」ということを世論に吹き込んできたものだ。
ところが年末には政権が交替し、安倍内閣が誕生してしまう。安倍総理と朝日新聞の間には以前から因縁があり、朝日の幹部は「安倍たたきは朝日の社是だ」と言ったことがあるとか、ないとか。
その朝日が主張する北方領土問題解決の推進を、他ならぬ安倍総理が拾って走り始めた。
ところで、北方領土返還実現は、朝日とは対極にある産経新聞の以前からの立場で、また産経はこれまで安倍総理の熱心な支持者である。
珍しいことが起きた。朝日、産経が、北方領土問題解決で一線に並んだのだ(もちろん、朝日は妥協してでも解決、産経は日本の要求を100%通しての解決を主張しているのだが)。
天文学では、太陽、地球、月が一線に並ぶことは稀だが、いったん並ぶと日食とか月食とか地球食(?)とかいろいろ奇怪なことが起こる。朝日も産経も論調をうまくもっていかないと、食われてしまいかねない。
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