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街角での雑想

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2009年9月 3日

世直しならデノミだ!

6月に、デノミについて書いたが、政権が変わるので、もう一度再録しておく。

外国で、日本の経済が実力より下に見られて、なにかというとすぐ株が売られてしまう一つの理由に、円がドルに比べて百分の1のレートであることがある。「1ドル百円」では、どうも軽く見られてしまうということだ。

だからデノミをやろうという主張はこれまで何回もあっては、やれ経済が不安定なときには望ましくないとか、価格の端数が切り上げられるとインフレになるとか(だったら給料の端数も切り上げるという、お得意の法律でも作ればいいだろう)いうことで、結局いつも見送りになってきた。

中央アジアのトルクメニスタンでは1年以上前から予告していたとおり、今年1月からデノミが行われた。混乱は生じていない。トルクメニスタンにできて日本にできない事情が何かあるのか? 

松涛館空手の幹部に田中長剛という方がいる。昔ロシアでお目にかかって以後、親しくお付き合いさせてもらっている。今回彼からデノミをやるべきだという提案をいただいたので、お許しを得て下にそのまま掲載する。

「デノミを発表すると、印刷、運輸、各製造メーカー、サービス業、等などあらゆる株価が上がります。

何故なら、学校の教科書や役所、会社、PCのソフト等全ての印刷物の変更、スーパーのキャッシャー、自動キップ販売機、コインスタンドまで全てが通過単位の位取りを変えなければなりません。それらを運ぶ運輸が活性化します。全ての国内産業が活性します。

これは道路をつくる。ばら撒き給付金をばら撒くような幼稚な景気刺激策ではなく、民活です。日本国全体が国民一人一人の力で景気浮揚を行う事になります。

資本主義経済では少しのインフレは健康人の軽い風邪のようなものです。「インフレ円差」までしてはいけませんが資本主義経済の持病のようなもので一病息災です。」

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