2008年2月11日
ワン・クリック世論調査集計
2007年の1月19日から2008年の1月23日まで1年間にわたり、次のワン・クリック(一人一回しか投票できません)世論調査を行いました。回答数は939人で、日本の安全保障政策について次の興味ある結果を示しました。
> 1.「日米安保を解消し、核武装・自主防衛を」を選択した方が:
> 51% (479)
>
2.「日米安保を維持した上で中国、ロシアとも関係増進を」を選択した方が:
> 26.7% (251)
>
3.「日米安保を解消し、中国等と東アジア共同体を」を選択した方が:
> 9.3% (88)
>
4.その他
> 12.8% (121)
>
日米安保については、北朝鮮の核問題への米国の対応などについて、日本国内で不満の声が高まった時期の調査ではありましたが、それでも日米安保解消を主張する方が多数を占めたことは、小生にとって驚きでありました。
国民の多数が戦争への参加に反対しているこの国で、一体誰に前線に出て「自主防衛」の任に当たれというのか、少々わからないものがあります。「安全は政府が確保してくるもの」という立場かもしれませんが、自衛隊も一般人の志願で成り立っています。とても政府だけでできる仕事ではありません。
公務員だけで命をかけて国を守れ、などと言われれば、自衛隊以外の公務員の多くは辞職するでしょう。それは銀行員に、命をかけて強盗を撃退して来い、と言うのと同じことに思えます。
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