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街角での雑想

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2013年1月31日

自民党はまたいい気になると 7月には石原慎太郎総理

新聞などを見ていると、自民党の利権族がまた頭をもたげてきているようだ。TPP参加反対の声もしかり。政治家は支持者がいないと成り立たない商売なので仕方がないのだが、せめて夏の参院選までは低姿勢にしていたらいいのに。

もともと自民党は今回総選挙で、前回より500万も票数を減らしているのだ。それでも地滑り的勝利を収めたのは、投票率が記録的に低く、他の党も票数を減らしたことと、民主党候補が維新の会などに票を食われて次点に泣き、当選を自民党候補に取られる選挙区が多かったことによる。

それでも政党というのは、選挙で勝利すると、それまで冷や飯を食っていた連中が俄かに騒ぎ始めるので、かえってがたがたになることが多いのだ。自民党も気を付けないと、7月の天王山、参議院選挙の前にもう息切れということになるかもしれない。

で、もし参議院選挙で自民党がはかばかしい結果を得られず、安倍総裁が引責退陣ということになると、あとはどうなるのだろう?自民党内部での総理ポストたらいまわしはもはや国民が許すまい。では民主党から総理、ということにもならないので、そうすると第3党の維新の会から総理を出してくれという話しになる。橋下徹は国会議員でないので、7月参院選挙で参議院議員にでもなっていない限り、総理にはなれない(総理は国会議員の中から互選で選ぶ)。すると石原慎太郎代表が総理大臣、ということになるわけだ。

そんなことになったら、日本の外交はめちゃくちゃになる。日本は一人で米国、中国を敵に回し、まるで太平洋戦争末期のようにロシアに唯一の望みを託して裏切られる、という結末になる。

もしそうなるのが嫌だったら、自民党自身が自己浄化をすること、そして国民が民主党時代の参加意識を思い出し、政府・与党がやっていることに目を光らせていることだ。

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