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街角での雑想

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2012年11月11日

日本の輸出はおしまいだ? いや増えてきたのだ

日本の輸出にしても、アメリカの経済力や軍事力にしても、この頃はなんでも終末論が盛んで、「もうダメだ」ということになっている。いくらなんでもおかしいのではないかと思って、今日、ちょっと数字を調べてみたら、

1985年:約42兆円、88年:34兆円、92年:43兆円、98年:50兆円、2007年:84兆円、2011年(東日本地震で少し沈んで):65兆円

これは日本の輸出額。つまり円ベースで言っても、日本の輸出はプラザ合意のあった1985年から2011年まで55%も伸びている。GDPが現在のレベルに達した1992年(つまりこの時からGDPはずっと伸びていない)を起点にしても、輸出は51%も伸びているのだ。ドルに換算したら、その伸び率はもっとすごいことになるだろう。

つまり「日本の輸出はもう終わり」ではない。

アメリカの経済力や軍事力についても同じことが言える。「もう終わりだ」という人たちの言うことを信じてアメリカを袖にしたりすると、中国に完全に組み敷かれてしまうだけだろう。自殺行為だ。

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