2023年12月13日
国連安保理の麻痺と 中位国連合 の勧め
最近次のようなことを夢想している。
国連の安保理改革と言うと、日本やドイツの常任理事国化が主要なテーマだった時代はもう去ったようだ。今はインドやブラジルをどうするかが、大きなテーマ。国際政治は、図体の大きな「大国」が牛耳るところとなっている。
ところが彼らは安保理では拒否権を使い合い、紛争解決を阻害する。
安保理はブラックホールになったかのように、大変なエネルギーを内部にため込んでいるのに、それは光となって外に出ることがない。大国の雪隠詰めとでも言おうか。
ならば、日本やドイツ、韓国、豪州、ニュージーランドといった中位の先進諸国は、大国の利益にとらわれない、近代の価値観を備えた一種の監査役として、安保理の活動にコメントをし、それによって安保理の活動を望ましい方向に向けることができるだろう。
この「中位国連合」には英国、フランスも入ってもらって、安保理で中位国連合の立場を代表してもらう。
と思ったら、西欧諸国はお高くとまって、日本と一緒にされるのはいやなのだと。
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