2011年1月 3日
京都の紅葉――写真集
昨年11月の末、京都にもみじ見物に行ってきた。その時の写真をお見せしたい。
京都と言えば「日本伝統文化」のメッカということになっているが、そうであるだけにユーラシア大陸の諸方との交流のあともまた、随所にのぞかせる。
太秦の広隆寺が朝鮮がらみだったり、不動明王もよく考えればあのいかつい顔は黄色人種系ではなく、いかにもウズベキスタンの偉丈夫を思わせたり、平等院鳳凰堂の朱と青、そして光のエンジニアリングはサマルカンドのモスクを思わせたり、あの寂光院にある仏像が青、黄、白い肌の鮮やかさ(あざとさ)で、どこかヒンズー教の神像を思わせたりなどだ。それに京都全体が、中国・宋の士大夫文化の一大メッカではないか。
いずれも日本風にみごとに同化されて、立派な細工をほどこされているが。
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