Japan and World Trends [日本語] 日本では自分だけの殻にこもっているのが、一番心地いい。これが個人主義だと、我々は思っています。でも、日本には皆で議論するべきことがまだ沢山あります。そして日本、アジアの将来を、世界中の人々と話し合っていかなければなりません。このブログは、日本語、英語、中国語、ロシア語でディベートができる、世界で唯一のサイトです。世界中のオピニオン・メーカー達との議論をお楽しみください。
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世界はこう変わる

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2014年1月24日

メルマガ 文明の万華鏡 第21号を発行しました

メルマガ「文明の万華鏡」第21号を発行しました。内容は次の通りです。「まぐまぐ」社サイトで入手いただけます。

―――この頃、拙宅の周りは道路工事だらけで、おそらく4月の消費税導入を前に、政府が景気浮揚をはかっているのでしょう。しかし、企業の投資意欲には改善が見られるとしても、デフレ傾向がなくなったわけではなく、円安で輸出が大きく増えたわけでもなく(造船は海外からの注文が増えましたが)、かえって円ベースでの輸入額が増え、経常収支まで赤字が続く有様になっています。そして外交では総理、外相が記録的な外遊攻勢を繰り広げているにかかわらず、中国、韓国との関係が悪いまま、しかも最近の自民党の中には米国オバマ政権を軽んずる風潮もあるようで、これでは外遊攻勢の効果も減殺されてしまいます。

民主党の鳩山政権は「米軍は、日本が危ない時に助けに来てくれるだけでいい」という、米国にはあまり旨みがない立場を前に出して米国との関係を悪化させましたが、自民党政権は、「米国は十分助けてくれない」と不満を露わにする一方で、「米国は余計なことを言うな。戦争で悪いことをしたのは日本だけではない」と噛みつくという矛盾した立場を持つ分子を抱え、これも米国との摩擦を増大させています。自民党、民主党とも、立場は右左と相異なりますが、米国に甘えている点では変わらないと思います。

今日本で起きていることは、中国、韓国に反発する声が日本で高まる、それが中国、韓国を更に刺激して、米国が腰を引く、すると日本はそのような米国に反発して「戦争で悪いことをしたのは日本だけではない」と叫ぶ、すると中国、韓国民は「日本人は反省していない」として益々日本批判をエスカレートさせる、という悪循環です。これでは、日本が不必要に孤立するだけになります。中国、韓国に反論し、米国に説明することは必要です。絶対に必要で、もっと強化しないといけません。しかしただ「お前は××だ!」式の罵詈雑言は、国際的には百害あって一利なしです。発言、説明は、相手の反応ぶりもよく読んで練ったものにしないといけません。感情の赴くまま、または政治的な受けばかり狙って不用意な発言を繰り返し、その結果周辺国や米国との関係を悪化させることは、日本人達自身の利益を損なうことになります。
前置きが長くなりましたが、今月の目次は次のとおりです。

目次
第五の産業革命
米国経済の(いびつな)復活
「1914年」とのアナロジー
終戦70周年を千鳥ヶ淵戦没者墓苑で


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第五の産業革命

このメルマガ第11号でも紹介したとおり、米国を中心に技術、ビジネス・モデルに画期的な変化が起きつつある。日本はこれまで「技術で稼いでいる」という神話の下に生きてきたが、実際には超過勤務、単身赴任等を厭わない滅私奉公に支えられた面が強く、今米国の勢いの前にその化けの皮がはがれつつある・・・・・・・・・・・・・・・・・・

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