ワンクリック投票結果――日本人はだいじょうぶ
昨年の後半、ワンクリック投票でやった世論調査の結果は次のとおり。
日本
今の日本の、一見出口がないような状況にあっても、日本人の大半はやる気を失っていない。私有財産や民営企業が主流の日本では、政府が機能を停止していても、企業・個人レベルでできることは多い。日本は、そんなに悲観論一色にならないでいいだろうということだ。その中で、機能しない政党・政府はだんだん国民に見捨てられ、テレビのバラエティー・ショー並みの存在になってきた。もういい、仕事は俺達、私達がやる――こう思っている人が多いのでないか?
質問:現在の日本について次のどれが、貴方の気分にいちばん近いですか?
答え(総数632):
1. 今の日本は政治も経済も出口がないように見えるが、自分はやる気をなくしていない:
59%
2. 政治家や官僚は、市民の生活をもっとよく知り、市民が欲しているものを予算を使って与えてほしい:
12%
3. 政治家も政党も官僚も企業も、みんな駄目。自分もやる気をなくした:
14%
4. その他: 16%
>>
英語圏:
2015年までに中国のGDPは米国を抜いていると考える人が、全体の実に56%もいる!
質問:2015年までに中国の経済は?
答え(総数290)
1.米国を抜いて世界一になる:56%
2.「中国経済の素晴らしさ」は外国金融機関が誇張して言っているものだ。2015年までには一連の問題が生じて身動きならなくなっているだろう。
24%
3.中国は世界二番目の経済大国となり、米国の責任あるパートナーとしてアジアの安定と繁栄に貢献しているだろう。
19%
>> >>
中国語圏>>
ところが中国人は、世界一になるとは思っていない。
質問:中国の経済は2020年までに、世界でどのような地位を占めているでしょうか?
答え(総数303)
1.GDPで日本を抜いて米国に次ぐ世界2位になる:61%
2.人民幣が切り上がれば、ドル換算のGDPは米国を抜いて世界一になり得る:22%
3.中国経済は多くの問題をかかえているので、日本を超えるのですら容易ではない。
17%
ロシア語圏
では中国と国境を接するロシアは、中国の将来性をどう見ているだろう? サンプル数が小さいのでなんとも言えないが、実に過半数が米国を上回ると見ているのだ。
質問:2025年までに中国の経済は・・・
答え(総数149):
1.米国をぬいて世界一:58%
2.「中国経済の将来性」は、中国株への投機で儲けたい外国企業が誇張して言っているのであり、多くの問題を抱える中国はそれほど速い成長を続けることはできない:
12%
3.中国は米国に次ぐ大国となるだろう。両国経済は緊密に絡み合っているので、米中はともに全世界の政治と経済を牛耳っていくだろう。
13%
4.その他 16%
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