2011年1月30日
春節を前にした中国人の生活実感
外国のことを考える場合には、「国」とか「政府」だけでなく、普通の人が何を感じてどのように生活しているかを知らないと、大変な誤解が起きるものなので、今日も中国の友人から来たメールを当人の許可をもらってここに転載する。春節を前にした大都市での生活感情。
「ここの新年は2/3からなんですが、旧正月という言葉はここでは使いません。今年の日本でいう旧正月の休暇は来月2日から8日の7日間で、帰省ラッシュがもう本格化しています。早い人はもう一月半ばから会社を休んでいます。
そんな事情で、うちの会社が利用している輸出用のプラスチック・ケースを売っている店が1/19から一ヶ月休んでおり、困っています。
鉄道当局によると、今年の旅客は去年より1割以上増え、約2億人以上が見込まれて
いるのだそうです。チケットを手に入れるにも、列車に乗り込むにも、長い長い行列に並ぶことになります。 早く帰らないと帰れないことにもなりかねません。
うちの会社も昨日は最後の稼働日で、今日は帰省しない従業員だけが残って大掃除をする事になります。高速鉄道が一日も早く普及してほしいですね。
従業員に早目に帰省され、会社は困っていますが、帰省できない人も可哀相です。ジレンマですね」
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