Japan and World Trends [日本語] 日本では自分だけの殻にこもっているのが、一番心地いい。これが個人主義だと、我々は思っています。でも、日本には皆で議論するべきことがまだ沢山あります。そして日本、アジアの将来を、世界中の人々と話し合っていかなければなりません。このブログは、日本語、英語、中国語、ロシア語でディベートができる、世界で唯一のサイトです。世界中のオピニオン・メーカー達との議論をお楽しみください。
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世界はこう変わる

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2009年12月23日

揺れる日本は世界の迷惑⇒ 米中による共同支配?

韓国のノムヒョン政権が、「韓国は日米と中国の間のバランサーになるのだ」と言って、ひんしゅくを買ったことがある。東アジアの安定維持の仕事を日米、中国に押し付けて、自分だけカッコよく立ちまわるのかと。

それに、「架け橋になる」とか「バランサーになる」とか言い出す国はたいてい、国際政治における自分の立ち位置を探しあぐねていて、その割には周辺の大国はそんな「架け橋」なしに互いに直接話をつけたりしてしまうものだ。

今の日本もちょうどそんな状況にある。太平洋は広く見えるけれど、米国は実際には日本の隣国だ。そして日本は米中という二大国の谷間に位置する中型国だ。この日本にふらふらされて、政権が代わるたびに米中間のバランスを変えられては、米中両国も困るだろう。

そのようなことがないように、僕が米中だったらひそかに手を握って、「佐世保は中国海軍、横須賀は米海軍」というように、日本を「共管」しようとするだろう。米中がそろってそういう申し入れにやってきたら、日本は断れるか?

今、日本の中では、日本が安保政策上の自由な選択をできるように言う人が増えているが、日米同盟、NATOとの関係強化という政策を日本が捨てた途端、日本は世界の孤児のようになる。世界は好意に満ちた場所ではない。国と国の間の関係は、利害がぎりぎりきしみ合う場だ。英語、中国語で渡り合える人材すら僅かしか育ててこなかったこの日本が、いったいどうやって自分の利益を守って行けるだろう?

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