2018年7月20日
トランプは中国の経済成長モデルを破壊する
今回のトランプの貿易赤字へのこだわりは、もっと深い、新しいトレンドの引き金を引いた可能性がある。それは、今回の措置をきっかけに日米欧の外資が中国への投資を控えると、中国のこれまでの成長モデルが成り立たなくなるということだ。
2000年代は年間4000億ドルにも上った貿易黒字と外国からの直接投資を元に替え、それを不動産・インフラ投資に向けて何倍にも転がし膨らませて行ったのが中国の高度成長の基本なのだが、そのパン種が大きく失われてしまうのだ。中国の対米貿易黒字は、中国の全貿易黒字(2016年で約5107億ドル)の49.0%に上る 。香港の対米貿易黒字を加えると、それは50%をやや超える。
中国の輸出の50%を担う外資が中国での生産、中国からの輸出を縮小するならば、中国は不況になり、中国人の所得水準は下がるだろう。
(これの全文は、「日本英語交流連盟」のサイト//www.esuj.gr.jp/jitow/
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