2018年7月12日
トランプが世界にかかわりたくないワケ
この頃のトランプ大統領は、中国経済はお取りつぶしの目に合わせるし、OPECなど歯牙にもかけずサウジ・アラビア、ロシアに原油増産を要請、今や世界の油価まで牛耳る構え。こりゃまるで世界国家の誕生だと思って見ていたら、今日、トランプは世界国家など金輪際作りたがらないだろうなと思う光景に出くわした。
ブラッセルでのNATO首脳会議。28カ国もの首脳を脅しつけ、臨時追加会合まで開かせた上で国防費倍増を誓わせ、意気揚々と記者会見の場に臨んだトランプだったが、質問は次第に小国の記者が独占。やれ自分はクロアチアの記者だ、マケドニアだ、ジョージアだ、イラクのクルドだ、アフガニスタンだと、それぞれが自分たちにトランプは何をしてくれるつもりか必死の質問。
オオ、マイガ。世界国家などうっかり作ると、世界中の問題、世界中の人たちの要望をその首脳は背負わされて圧死する。だから、トランプは米国内に閉じこもり、世界のことは放り出すだろう。というワケ。
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