Japan and World Trends [日本語] 日本では自分だけの殻にこもっているのが、一番心地いい。これが個人主義だと、我々は思っています。でも、日本には皆で議論するべきことがまだ沢山あります。そして日本、アジアの将来を、世界中の人々と話し合っていかなければなりません。このブログは、日本語、英語、中国語、ロシア語でディベートができる、世界で唯一のサイトです。世界中のオピニオン・メーカー達との議論をお楽しみください。
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世界はこう変わる

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2014年7月15日

ユーラシア バロメーター(2014年5 6月)中央アジア

いつも旧ソ連諸国のニュースを追っていて、データベースに収めているので、そのうち5~6月中央アジアの分をアップしておく。今日からキルギスで「中央アジア+日本」外相会議が開かれるので、背景情報としても役に立つ。ニュース源は、世界のマスコミ。

概観
中央アジアの情勢は、この地域を取り囲む諸国の情勢、それら諸国間の関係の状態に大きく影響される。その観点から行くと現在目立っているトレンドは、

〇米軍の撤退・その後の関与の不透明
米軍・NATO軍がアフガニスタンから年内には撤退を完了すること。その後も米軍は1万名程度の「顧問」は残すと言われているのだが、彼らへの訴追免除を定めた地位協定にカルザイ大統領が署名しようとしないため、米軍は態度を決めかねている。そうこうするうちに、欧州からアフガニスタンへの空輸の中継点として賃貸していたキルギスのマナス空港(羽田空港のような位置にある)からはちょうど今頃、撤退を完了する運びになっている。

中央アジア・アフガニスタンはユーラシアの中核部、そしてウィグル民族問題で揺れる中国新疆地方の裏庭、ロシア・シベリアの下腹部の位置にあり、ここに軍事力を維持することは米国に大きな政治力を与えるはずのものである。それ故に、ロシアはマナス空港から米軍を「追い出す」ようキルギスに長らく圧力を加えてきた。

しかし米軍は完全撤退の構えである。ワシントンで話しを聞いたことがあるが、この内陸地域では兵站が難しく、いざとなると米軍が完全に袋の鼠になってしまう可能性があるので、撤退することにしたとのことだった。まあ、オバマ大統領の不介入政策も響いているのだろうが。

米軍は撤退しても、アフガニスタンで使った兵器をアフガン政府や中央アジア諸国政府に寄贈することはできるだろう。そしてそれは、この地域の軍事バランスを大きく変えるかもしれない――僕はこう思っていろいろフォローしてきたが、大々的な寄贈・売却はないようだ。アフガン政府に渡せば、タリバンに取られてしまう可能性がある。中央アジア諸国政府に渡すことには、ロシアが抵抗しているだろう。それに戦車や装甲車をアフガン南部の戦場から北の中央アジアに運ぶのは大変な費用がかかる。多分、このような重装備は現地で破壊していくのではないか。
従って米国は、軍は撤退する。しかし諜報要員は残るだろう。

〇アフガニスタンはどうなるのか
アフガニスタンでは、6月に決選投票が行われた大統領選の開票結果がまだ定まらない。最有力のアブドル・アブドル候補が「開票に大規模な不正があった。これでは自分が勝たない」と言い立てて、開票結果を認めない姿勢を示しているからだ。ケリー国務長官が飛んできて、開票をやり直す方向で取り成したものの、今後どうなるかわからない。
アブドル候補(元外相)はアフガンで有力なタジク族(北部のタジキスタンと隣接する地域に集住)の出身である。米軍介入前、タジク族は隣接するウズベク族とともに「北部同盟」を形成し、イランやロシアの支援も受けてタリバン政権に対抗し、米軍介入の際にはタリバン征伐の先頭に立った経緯がある。もし大統領選挙開票がうまくいかないと、アフガニスタンは再び国家分裂の危機に立たされるかもしれない。
そうなれば、アフガニスタンに隣接するタジキスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタンの安全が脅かされることになるのである。

〇旧ソ連諸国を束ねようとするロシアの動き・それを中国が併呑する日
ロシアのところでも述べたが、旧ソ連の経済的結びつきを復活させることは、プーチン大統領の悲願である。そのためにこれまでロシア・ベラルーシ・カザフスタンの三国は関税同盟、更にそれを発展させた「単一経済空間」を作り、5月29日にはいよいよ「ユーラシア経済連合」を立ち上げた。ロシアは、キルギスに対しては「準備金」まで渡して、まず関税同盟から入るよう働きかけている。

しかし、この「ユーラシア経済連合」が多くの限界を抱え、当初の目標だった「EUのような超国家的な集まり」にはとても及ばないことは、ロシアのところに書いたとおりである。「ユーラシア経済連合」は、同等の国が集まって作ったEUよりは、英国が市場を囲い込むために作った英連邦に近い存在なのである。

これまで中央アジアは、ロシアに残された最後の金城湯池だとされてきた。と言うか、ロシアがそう思ってきた。中央アジア諸国はそのようなロシアを適当にいなし、適当に使い、キルギスなどはカネもしぼりたてて、他面では米国、EUなどとも緊密な関係を結んできた。ところが最近では下記のように中国の経済進出が甚だしく、中国も中央アジアに対して「その気」になってきた。習近平総書記を初め中国政府は昨年秋から、盛んに「シルクロード大ベルト構想」とか「シルクロード何とか構想」とか言って、中央アジアからコーカサス諸国まで一網打尽にする構えを見せている。網の中には、ロシアの箱入り娘「ユーラシア経済連合」も入れられてしまうのだろう。クリミア併合で西側から総スカンをくらい、中国くらいしか頼るもののなくなったロシアは、そのような中国の意向に逆らうことはできるだろうか。

〇いけいけどんどんの中国
この頃は世界中どこでもそうだが、中央アジアでも中国の経済進出の勢いはすさまじい。日本も小切手外交を随分やったものだが、支援するプロジェクトは精査したものだ。ところが中国は手が早い。feasibility studyなどものかは、道路でもトンネルでも文化ホールでもすぐ「俺がやる」と言って手をあげるや、大枚の借款を供与して、中国の建設企業が受注を独占する。そして中国の資材、中国の労働者を大挙して送り込んで、短期間で工事を終えてしまうのだ。言ってみれば、中国の公共工事を海外でやっているようなもので、返済だけは外国政府がすることになる。

〇中国が中央アジアの安全保障に関与する日が来るのか
中国は古来、中央アジアまで進出したことはほぼない(モンゴル軍は別である)。フェルガナ盆地まで軍が来たことが史上2度ほどあるだけである。漢民族にとっては、広い新疆地方を確保しておくだけでも大変だったのだろう。

しかし現代の中国は、トルクメニスタンからウズベキスタン、カザフスタンを横切って、5000キロもの天然ガス・パイプラインを作り上げた。その一部はアフガニスタンとの国境に近いところを通っている。となると近い将来、このパイプライン、そしてトルクメニスタンなどで働く中国人の安全確保の問題が起こってくるだろう。その時中国はどうするか。既に大型輸送機などで多数の兵力を瞬時に送り込む能力を持っている中国軍のことである。これが中央アジアに進出してくると、中央アジアの盟主をもって自任するロシアの神経を逆撫ですることになるだろう。

〇「中央アジア+日本」の意味
「中央アジア+日本」外相会合は、2004年小泉内閣時代に立ち上がったものだ。それ以後、日本の目的は一貫している。「中央アジア諸国に、日本との協力という選択肢を提供し、特定の大国に過度に依存しなくてすむようにする。日本がそのような存在になると、諸大国は日本の力を取り込むべく努めることになるだろう。それは、日本の立場を高める」というものである。

経済面ではどうか。カザフスタンの石油、トルクメニスタンの天然ガス等、天然資源の輸入は一筋縄ではいかない。海岸まで持ってくるのが一苦労で、費用がかかるのである。中央アジアにはウラン鉱石が大量に埋蔵されているが、搬出するには一次、二次と加工する必要があり、それができるのは近接のロシアしかない。

中央アジアは人口5000万の市場であるが、貧困層も多く、多くの青年達はロシア、カザフスタンに出稼ぎに出ている。日本の輸出市場としてはかなり限界があるし、隣接の新疆産の消費財が市場を席巻している。

日本による直接投資も可能だが、労賃は安くなく、市場へ搬出するためのコストは高い。通貨の供給をはじめ、現地当局による統制が強いところもある。問題が起こるたびに、社長級幹部の出張が必要となるので、日本の中小企業が単独で直接投資するのは控えた方がいいと思う。

〇ウズベキスタンでは12月21日に議会選挙、来年3月22日に大統領選挙が予定されている。76歳のカリモフ大統領が再出馬するかどうかは別にして、この中央アジアで最大の人口(約3000万人)を有し、ロシア、中国、米国との間でバランスの取れた政策を遂行してきた国家を、日本は助けていく必要がある。


アフガニスタン
★14、5、25 Centrasia
オバマ、Memorial Dayに合わせてアフガンを電撃訪問。合計3時間。バグラム基地で兵士を励ますが、カルザイは自分のところでなら会うとして、基地に赴かず、15分の電話会談。
オバマ4回目。カルザイと会わなかったのは初めて。

・大統領選決戦投票は6月14日。アブドルが44、9%、ガニが32、5%。

・米軍は現在3、2万。来年は1、2万予定。NATOが3ー4千。
★14,5,28
ホワイトハウス、駐留英軍の規模を2015年以降は9800人にすると発表。現在3万2000人。15年末には9800人。地位協定締結前にホワイトハウスが来年以降の駐留米軍の規模を発表したのは、米軍の動揺を予め抑える。「年末に向けてアフガンはいまが最も大切な時期」。
★14、4、7
大統領選、暫定結果では、決戦投票に進むのはアブドル・アブドル元外相(元マスール将軍の主任軍医で、タジクとパシュトゥンの混血)と元財務相でカブール大学長(つい最近まで米国との二重国籍)アシュラフ・ガニ。
政府現職のZalmai Rasulは番狂わせで落選するだろう。
★14、4、6 Diver-sant.ru
5日大統領選挙。投票率暫定58%。
★◇14、4、2 N.G.
1日ホジェントでSCO国防相会議。
14年中国で反テロ共同演習「平和の使命」を行う。
・中ロがアフガニスタンで作戦を行う(細部不明)。
・中国がSCO反テロ・センター設立を提案し、ロシアは支持(すでにあるはずだが)。
・北部に緩衝諸国を作る。
★14、3、22
カルザイ、米議員との会談で、ロシアと併合したクリミア人の自決権を尊重すると言う。
★◇14、3、18 I&RIA
国務省中央アジア・南アジア担当長官補佐のFatima Sumar(女性)発言。
「カルザイは署名しないと言っているが、他の大統領候補はすべて署名すると言っているので、米国は署名することになるでしょう」
★14、3、10 宮崎
ファヒム副大統領、病死。
北部同盟の盟主。タジク人。
★14,2,12
カルザイ氏の退陣後に決定。米軍アフガン撤退計画。WSJ。
★14、2、3
アブドラ・アブドラ候補の選対本部長と次長、暗殺される。
★◇14、1、31 独立新聞 パンフィーロヴァ
ドストム、タシケント、アスタナ、アルマトイ歴訪。ビシケク、トルクメンにも行く予定だったが、急遽インドに出た。
4月4日の大統領選(前回2004年の選挙では、10%を獲得して4位)では出ない。パシュトンで、米国が推しているアシュラフ・ガニ・アフマザイ前財務大臣にウズベク票を集める。アフマザイが勝てば、ドストムは副大統領。
それでも、カルザイ本人を含めて、選挙を延期しようとするもくろみはある。
ドストムの力は落ちてきており、彼としては、アフガニスタンが民族ごとに分かれ、自分が「ウズベク・アフガン政府」のようなものをまざり・シャリフで率いていた頃に戻りたいのかもしれず、それを見越して中央アジアの旧友と会ってきたのかもしれない。表向きはアフマザイ売り込みだったが。
・アスタナではKNB長官Abykaevとも会っている。
★14、1、18
カブール、外交官地区のレストラン爆破。13名以上死亡。IMF代表も。
★14、1、3 WP O'Hanlon
アフガン政府軍、2013年主導。
→NATOの戦死者、最大年に比べて75%減少。主要都市へのテロはほとんどなく、道路も危険にさらされていない。カブール、カンダハール・ヘラート等、安全。
→過去数年の約10%の経費で、米国は成果を維持できる。


中央アジア全域にわたる動き
★14、6、5 James
大シルクロード構想は、単なる言葉にとどまっていない。CICAで中国はトルクメン、アゼル、カザフとの関係を深めた。むしろロシアが浮き上がりつつある。
★◇14、6、11 Knyazev Caspiania.org
中ロ・ガス契約で、トルクメンは欧州へのガス販売を迫られるかもしれない。
他方、アフガニスタンのトルクメン族の一部はシリアで活動し、経験を得てアフガンに帰っている。彼らはタリバンと共謀してトルクメニスタンに攻め込むかもしれない。Takfirというグループは、タリバンと結びついている。ただし、アフガンのトルクメン族の間では内紛が絶えない。

・トルクメンは安全保障に危機を感じた場合には、NATOでもCSTOでもなくSCO、つまり中国に依存する可能性がある。つまりカスピ海政治に中国軍が登場する。

・ベルディは最近、トルコでの第4回チュルク語首脳会議(5名の首脳が参加)に初めて出席、トルコといくつかの実務協定も。

・(中国・天然ガス)(トルクメニスタン・天然ガス)中国は中央アジアから年間1000億立米のガスを輸入している。
うちトルクメンが650、ウズベキスタンが250、カザフスタンが100。

・2020年には中国のガス需要は2000億立米以上に。うち1200億は国産。
イランからもパキスタン経由でガスを入れようとしている。

・ガスプロムは2013年、2176億立米を輸出。うち1615億は欧州へ。

★14、6、9 YNA
韓国朴大統領、16ー21日、ウズベク、カザフ、トルクメン歴訪予定。
トルクメン訪問は韓国大統領、初めて。
・「ユーラシア・イニシャチブ」(物流・エネルギー協力)を推進。

★14、6、7 R.G.
6日までトルコのBodrumでチュルク語諸国首脳会議。アゼルバイジャン、トルコ、カザフスタン、キルギス。今回初めてトルクメニスタン。ただし2009年の設立以来、オブザーヴァー。
トルコはギュル大統領。
ウズベキスタンの参加も皆望んでいる。ウズベキスタン、断ってはいない。

・◇(世界・天然ガス)(トルクメニスタン・天然ガス)脇で、アゼルバイジャン、トルコ、トルクメニスタン三首脳会議。カスピ海を越えてエネルギー資源を欧州に運ぶ件が話し合われた。

・アスタナにはチュルク・アカデミー、バクーにはチュルク文化遺産基金。

・中心はアゼルバイジャンとトルコなのだが、カザフスタンは今回、ユーラシア経済連合結成に当たり、「我々が国家承認していないナゴルノ・カラバフは、アルメニアの加盟には絶対含めない」と言い張って、アゼルバイジャンの歓心を買った。

★14、6、6
キルギス、トルクメン、ウズベクはポロシェンコ選出に祝電送らず。
ベラルーシ、カザフ首脳は送った。
モルドヴァもアルメニアもグルジアも。
・就任式に、ウクライナはグルジアの現職大統領とサカシヴィリ双方を招待した。
・キルギスは関税同盟加盟の準備金に12億ドルもらったので。トルクメンは、ウクライナの建設企業がインフラ建設を止めたためだろう。これまでトルクメンはその支払いをガスでしていたが、マイダンでガスプロムがそのガスの送付を断り、支払えなくなっていた。

★14、6、6
キルギスの貿易、タジク、ウズベクと1ー4月激減。国境で騒ぎがあったため。
タジクとは91、3%、ウズベクとは88、5%減少。

★14年5月初め
William Burns国務省次官、ウズベク訪問。ウクライナ、アフガニスタン情勢等で意見交換。
ロシアとの対決は求めない。

★14、5、6 共同
米英仏露中は6日、NYで中央アジア非核地帯条約議定書に署名。
中央アジア5カ国に対して核兵器使用、核による威嚇をしない義務。

★14、5、22 
CICAでナザルバエフ、CICAはアジアのOSCEにならねばならない。Organization of Security and Development of Asia(OSDA? ロシア語でOBRA)と名付けたらいい。
★14、5、8
キルギス・タジク国境で住民の争い起こり、調停に駆けつけたママタリエフ副首相、キルギス村民に軟禁状態におかれる。
★◇14、5、8 新東方概観 Panfilova
反米的立場から、「米国はウクライナでの敗北を取り戻そうと、中央アジアをユーラシア連合から奪おうとしている。中央アジアが米ロの争いの中心になるだろう」
(中国の中央アジアへの進出を無視。「ロシアの軍事力は回復した」としている)
国務省の南・中央アジア問題長官補佐官Nisha Bisvalが中央アジアを歴訪した。彼女はウクライナについてロシアの侵入を非難し、ユーラシア連合の「閉鎖性」を批判した。
→カザフスタンでは彼女の出発後、Serikzhan Mambetalinが関税同盟に反対の集会を開いたし、キルギスではラフシャン・Dzheenbekovが金を払って反政府集会を組織した。
さらに米国は、カザフスタンの石油をアフガニスタン経由でインドへ向けようとしている。中国への供給を断とうとしている。
★14、4、2 N.G.
クリミア併合無効国連総会決議、ウズベク、カザフスタンは棄権、キルギスとタジクは投票に参加せず。
★14、4、2 N.G.
3月28日タシケントで開かれたSCOの反テロ組織会合で、アフガニスタンとの国境、及びアフガン内部においてMonitoringを行うことが議論された。
そして14年にはアフガニスタンにおいて中ロが共同国境作戦を行うことが声明された(?)
★14、4、1
国務長官南中央アジア問題補佐官NishaDesai Bisval、カザフスタン、キルギス訪問。
ロシア・マスコミはユーラシア連合、関税同盟からDistractするためだと評する。
・◇カザフスタン、キルギスはクリミア併合無効国連総会決議に棄権している。これは実質的にロシアを支持しなかったということ。
★14、3、24 Stoletie
クリミア住民投票について、トルクメニスタンは何も言わず。
ウズベキスタンは、領土保全を守りながらロシアとウクライナが話し合うことを呼びかけ、タジクは外相がタジク内乱と似ているとして、反政府派を批判。
キルギスは11日にはヤヌコーヴィチは既に大統領ではないと言ったかと思うと、住民投票の結果は認めている。
カザフスタンは住民投票の結果を事実上認め、北部についての西側報道を笑い飛ばす。ナザルバエフは、CSTOが守ってくれると言う。
★14、2、26
ホーグランド国務長官中央アジア・南アジア担当補佐官(あのホーグランド)、タジキスタンでラジオにインタビュー。
「CASA-1000は計画はほぼできていて、あとは電力料金設定だけ」
「アフガニスタン撤退後、米国はこの地域から引くという説があるが、本当ではない。中央アジア諸国とは、これから3ー5年にわたる協力計画がある」
★14、2、26
ジリノフスキーが「中央アジア連邦管区」創設を提唱したことに、キルギス、カザフは抗議。
★14、2、19
タジキスタンーアフガニスタンートルクメニスタン鉄道建設計画、進んでいない。経路さえ定まっていない。1月末にはタジク・アフガンが経路合意を発表したところ、トルクメンが協議を受けていないと抗議。
中国からキルギス経由ウズベクに至る鉄道も、キルギスが不都合な経路を主張しているために頓挫。
★14、1、11
7日付け人民日報、2013年中央アジアとの貿易額は460億ドルを超えるとほうずる。
・しかし、2013年1ー9月、タジキスタン・ロシア貿易は7億ドル、タジキスタン・中国貿易は4、8億ドルだった。
・習近平は中央アジア歴訪で、「シルクロード経済ベルト」構想を打ち上げた。
・中国は2001年のたいがい戦略で、隣国の福祉は安定性を保証するもの、と書いた。
・中央アジアの者にとっては、「中国では政府の言うことを皆聞く。ロシア、米国の企業は採算せいをまず考える」
★13、12、17 China Press
(中国・外交)14日、中国国家発展改革委員会と外交部共同で、シルクロード経済ベルト及び海上シルクロード建設に関する座談会を開催。ヨーロッパとの連絡、ユーラシアの一体化を標榜。
地方省の代表出席。
★13、12、5
カザフ以外では、ロシア語すたれてきている。
カザフではロシア人40%も減少しているのに、ロシア語ができるのは80%以上で増加。キルギス、ウズベク、タジク、トルクメンでは50ー80%がロシア語を「できない」。
・1989年国勢調査では、カザフ人の62、8%、キルギス人の36、9%、タジク人の30%、トルクメン人の27、5%、ウズベク人の22、3%がロシア語をできた。
★13、12、2
Andrei Kazantsev、ロシアの中央アジアへのODAはトルコ以下で、出稼ぎだけが武器。これでは駄目だとして、5つのシナリオを提示。
ロシアの復帰、中華帝国への降伏等。
★13年12月
(米国・外交)Richard Hoaglandはカザフスタン大使を務めたあと、米国でPrincipal Deputy Assistant Secretary、Bureau of South and Central Asian Affairs
★13、11、26
ベルディムハメドフ、ウズベクを公式訪問。発表された合意文書は観光促進とか、とるに足らないものばかり。
★13、11、7 NYTはイスタンブールから、「マナス放棄は、中央アジアでの米国の実験遊びの終わりを意味する。キッシンジャは、ここを中ロの緩衝地帯と名付けていたが」。
★13、10、23 James
ウズベク・トルクメニスタン関係
9月末、ブハラでウズベク・トルクメン国境画定委員会久しぶりに開かれる。
国境画定条約は2000年に結ばれ、2004年に細部合意。ウズベク12地区の住民が、トルクメン訪問簡素化。
・トルクメン人口の9%がウズベク人。ウズベクには15万のトルクメン人。
→家族の相互訪問必要。
・02年11月ニヤゾフ暗殺未遂事件以来、両国関係は冷却していたが、04年カリモフとニヤゾフはブハラで会って友好関係回復。
ベルディになってから、首脳訪問頻繁。
07年10月、カリモフはトルクメンを公式訪問、ベルディが08年3月にウズベク訪問、また09年2月にベルディがウズベク訪問、12年10月にカリモフがトルクメン訪問。
★13、10、22 James
CASAー1000は電力をパキスタンに供給するアイデア。
最近はロシアもかんでいて、9月には代表団がパキスタンを訪問。キルギスで(ロシアが建設するダムから)、5000MWを供給する提案。CASA-1000では1000MWが予定されていた。5000KWというのは、パキスタンが現在不足している分にぴったり。
・他方、世銀は9月、ログンのFS提出。
第1次提出。
10月中旬にアフガン、カザフ、キルギス、タジク、トルクメン、ウズベクに説明会を行う予定。これまで3回すみ。
FSでは事実を淡々と。
★13,10,22 日経
2000年ごろから縫製業が勃興、ビシケクとその周辺だけで約700社。カギはビシケク郊外、中央アジア最大のドルドイ市場。中韓やトルコ、東南アジアから陸路で流入した日用品や建材などあらゆる製品。ここで材料を調達。
〇ナザルバエフ・カザフ大統領は今年1月「新シルクロード」の実現に向けた総合計画の策定を政府に指示。「中継貿易を20年までに倍増の年5000万トンにする」目標。国営鉄道によると、中国と欧州の間の輸送量は10年の1億1700万トンから20年に1億7000万トンに増える。中国有数の貿易港、連雲港に埠頭を設ける計画にも着手。ロシアのシベリア鉄道より約2千km短く、輸送時間も5日間以上短くできる。採算性、スエズ運河経由の海運と比べ輸送時間は4分の1だが、費用は2倍以上。
★13、10、18
朴大統領、シンポで、「シルクロード急行」構想を提案。韓国から北朝鮮を通り、中国、ロシア、欧州を結びつける。運輸だけでなく、ユーラシアを「創造の大陸」とする。
★13、10、14 Valdai
米国CNAのDmitry Gorenburg、「中央アジアに米国は切実な利害を持たない。中国、ロシアとこの地域で競争することはない。アフガン撤退後は徐々に手を引くだろう。これは孤立主義ではない」と主張。
「シンポの場でこう発言したら、あまり評判よくなかったので、書いておく」
★◇13、10、14 N.G.
12日(?)人民日報に二つの記事。
"What differences exist in the strategies of China, America and Russia in Central Asia","Silk Road Economic Belt-Whatcompetitive advantages China possesses in Central Asia"
中国・中央アジア・カフカス・欧州を包含する中国の「シルク・ロード構想」を宣伝。
「ユーラシア連合」はソ連を集めたものだ、中国の構想はロシアの利益も害さず、米国の新シルク・ロード構想も包含する、と言う。
N.G.は、「ロシアは経済力がない。予算も緊縮だ。シベリア鉄道の輸送力は劣る。中国構想の副次的な地位に甘んずるしかない」というロシア人専門家発言を掲載。
・さらに「SCOとEUの協力」、「SCOのオブザーバー国も含める」として、ユーラシア統合の勢い。
・「ユーラシア連合は、中国構想の10ー15分の1の人口、10ー15分の1の市場だ」と言う。
・ウズベク等と戦略パートナーシップ関係にあり、ウズベクには110億ドルの協力合意を結んだと言う。
・中国は地域覇権を求めない、他の大国(小国ならいいようだ)の内政に干渉しない、ロシアの利益を害さない。
★13、10、12
10日、ドシャンベからホジェントにタジクの兵士を運んでいた列車がジザク州のGallaaralで脱線転覆。負傷者多数。
→ウズベク側は線路保全に問題あったことを認め、補償を約束。
★13、10、7 James
9月16~17日、イスラマバードでキルギス、タジク、パキスタン、アフガン役人がCASAー1000(1000メガワットをパキスタン、300メガワットをアフガンに引く話)推進について話し合い。2017年には開始したい。
キルギス内部ではDataka-Kemin送電線ができれば、中国、カザフに輸出した方が確かで得という議論あり。
★13、10、7
パキスタン軍関係者の中央アジア訪問増加。首脳たちとアフガニスタンの安定問題を話し合う。
カヤニ参謀長、8月末タジクを訪問。ラフモンとも会談。
・9月中旬にはパキスタン首相の安保・外交補佐官S.Azizがキルギスを訪問。SCO首脳会議でトルクメンを除く中央アジア各国首脳とも話し合う。
・その後カヤニはカザフスタンを訪問。
・カザフスタンはアフガンへの関与を増やしている。2010年には5000万ドルを約束して留学生を招待したり、今年春には国防相がアフガンを訪問、カルザイとも会談。


ウズベキスタン

★14、5、19
ウズベクでロシア、ペルミの西ウラル重工社長アレクサンドル・Pozdeev逮捕。
昨年ウズベクで起きた(報道されず)鉱山水没宇事故からみ。
★14、5、17 
(NATO)タシケントに16日、NATOが中央アジア代表部設置。
ISAF撤退の中央アジアにおける窓口。
★14、5、16
カリモフ、サマルカンドでの学会で、「自分が長い間統治していることが批判されるが、自分はまだ働きたい。なにの悪いことがあろう」
★14、5、15
総選挙は12月21日、大統領選挙は3月22日に決定。
大統領任期は現在の7年でなく5年に。
2011年12月の憲法改正による。
★14、5、8 Ferghana
国務省Berns第一次官(?)、来訪。
カミロフ、カリモフと会う。
同時に、第1回科学技術協力委員会開催。
カリモフは、5月6日N.Y.で米国が、2009年結ばれた中央アジア非核地帯創設条約付属議定書(中央アジアの安全保障を保証したもの)に署名したことに感謝。
米国企業は190所在。うち53は100%出資。40社が駐在。
★14年5月
タシケントにウスマノフの資金で大型モスク建設。そのために住民が追い立てを食っている。補償金なしに。
★14、4、2 N.G.
クリミア併合無効国連総会決議に棄権。
さらに外務省は声明、「クリミア併合は領土不可侵と独立の原則に反する」。
★14、3、26 N.G. Panfilova
スウェーデン・フィンランドの電話会社TeliaSonera、グリナーラ等に賄賂で、社長Lars Nyuberg辞任。
グリナーラはすでに1ヶ月、15歳の娘とともに検察によって自宅軟禁。コンピューターなし。
→25日CAーNewsに長い自筆(75%の確率)の手紙発表。内情を暴露、諜報にはめられているとする。
・カリモフは後退しない。こうすることによってグリナーラを政治から除き、それによって彼女をむしろ救っている。
★14、3、25 CA
グリナーラの手書きの手紙、数カ所の郵便箱に。CAが最初に発表(当局の許可を得たのだろう)。
75%本物と判定。
「タマーラ・カリモヴァの名でTillyaevとSharifkhozhaev将軍のビジネス(大企業への密輸)が明らかになった後、自分への迫害が始まった。自宅では大統領警護局長のTakhiriiが15歳の娘の本やPC、電話を取り上げ、金はどこから手に入れたかを尋問する」
その後は精神分裂的。解読不能。
★14、3、18 N.G. パンフィーロヴァ
カリモフ、憲法改正して大統領権限削減することを提案。目下作業中。
経済権限を首相に。政党の役割も高める。
・動機不明。2014年12月に総選挙、それから90日以内に大統領選の予定。
→大統領選に出ないつもりなのか、三戦を可能にするための憲法改正なのか。
・カリモフはすでに24年座にあり、1991年、2000年、2007年に当選している。10年前から「次世代に譲りたい」と言っている。
・サマルカンド・クランのミルジヨエフが優勢で、ダシケント・クランのアジモフがこれに次ぐ。
★◇14、2、20 Ferghana.ru
Daniil Kislov
17日、グリナーラの内縁の夫、資産代表者、を含む3名が無理矢理検察に。
スウェーデン・フィンランドのTeliaSonera、Uzdunrobita追放事件では資金がグリナーラに直接払われ、それは欧州で押収され、報道された。
これによってカリモフは、外国資本を安心させると同時に、国益のためには娘も押さえる政治家としてのイメージを確立、同時に大統領後継戦からグリナーラを除去した。
★14、2、19
ハリウッドでBakhodyr Yuldashev監督、映画「死の天使」を完成間近。麻薬と戦う諜報員。かつてTimur Bekmambetov(カザフ人。イルホン劇場)もハリウッドで撮影。
★14、2、13
米議会、国務省に対して、ウズベクへの兵器供与を許す。暗視、無人偵察機等。
★14、2、12
カザフスタンに次ぐ対中ウラン輸出国に。
2013年1663トン。12年は887トンだった。
★14、2、4 Voennoe Obozrenie
米国政府はウズベクを「危険な国家」のリストから抹消。
「危険な国家」だと軍人給料等高めになる。
★14、2、3 James
アラル海周辺鉱区からルークオイル、CNPC以外の外国企業(韓国、マレーシア)、あいついで撤退、ないし参加を縮小。1月2日には英加のTethys Petroleum。
この企業は2013年11月、現地社長がグリナーラ系投資案件に120万ドルを拠出することで掘削権を得たとして逮捕されている。
英国のOxus Goldと同じだ。
・ウズベクの原油生産量は2003年以来50%低下。
・他方、EBRD融資で政府、sANGRUNTAUのシェール・ガス探鉱開始。国土の60%に可能性あり。
★14、1、30
2月1日から私営の警備会社禁止。すべて内務省付属の「Okhrana」に統合。
★13、12、26 Uzmetronome
秘密筋によると25日、大統領の安全保障補佐官ジャムシド・ファイジエフ、解任。
タシケント州検察に異動。後任は不明。
・13日にはマトリュボフ内相を解任、Adkhama Akhmedbaevを後任に任命。
★13、12、26
22日グリナーラの息子Maksudi、21歳の誕生日で大統領公邸に赴くもSNB要員に止められたビデオ、ネットに流される。グリナーラが流したもの。
「進むと撃たれるかもしれないぞ。文句があったら、ハイダーロフのところに行きな」という言葉。
グリナーラはこれまでツィッターに数回、SNBにいじめられており、それは母と妹の差し金だ、と書いている。
★13、12、24 KTK
ウスマン・ハクナザロフなるもの(昔いたではないか)、インターネットで「イナヤートフのNSB、ローラをコカイン漬けに、タチヤーナ夫人には企業家から高価な贈り物と現金攻勢にした。グリナーラだけは落とすことができず、彼女の企業を迫害した」


カザフスタン
★14、6、11 Centrasia
ロシアとの貿易、減少している。
2013年、貿易額は13、6%増加して175億ドルになったが、ロシアの輸出が13、6%増えたのに対してカザフからの輸入は9、2%減少している。
1月には対前年同期比で双方向40、8%減少している。

★14、6、6
アリエフ、ウィーンで自首。カザフスタンでは既に20年の刑が決まっている。

★14、6、5 James
CICAで訪中したナザルは中国とアフガン絡みの安保問題についても文書を交換。
中国はカザフに軍艦建造で援助する用意あり。
★14、5、17
William Berns次官、来訪。ナザルとも会談。
(ユーラシア連合結成を前に。投資縮小等で脅した、との観測)
★14、5、4
オバマはウズベクのクロル大使をカザフスタンに配置換えの任命。上院の承認求める。
★14、4、2
アフメトフ首相、突然辞任して、マシモフ大統領府長官が首相に返り咲き。理由不明。とにかくナザル、力を見せつける。
マシモフの後任には国会議長Nurlan Nigmatulin。カラガンダ出身。06ー09年カラガンダ州知事。2012年から国会議長。
★14、3、28
国境から100キロのところに(オレンブルク州のTotsukii-2)、ロシアはイスカンデルーMの倉庫を年末までに作る。
CSTOの取り決めにより、これは有事にはカザフに持ち込まれ、使用される。
★14、3、24
オランダ核サミットで、ナザル、習近平とも会談。関係促進で合意。
★◇14、3、13 James
(ウクライナ)「ロシア住民を守るために」ロシアが行動したことは、中央アジア諸国をAlarmした。カザフもウズベクも声明を出して、早期収拾を求めている。
1994年のBudapest Memorandumで、安全と領土保全を約束される代わりに核兵器を供出したカザフ、ベラルーシにとっては、今回のクリミア併合は裏切り。
・カザフとロシアの国境は7591キロあり、ロシア人は2009年戸籍調査で379万いる。
・ナザルは難しい綱渡り。ロシアと世論の間で。
★14、3、11
600万のロシア人。独立運動はもうなくなったか、運動家はロシアへ移住。
今は知事がいつもロシア人以外であること、地名を変えることへの不満。
・1999年末、ウスチ・カメノゴルスクで、ヴィクトル・Kazimirchuk他数名が東部で権力を掌握しようとして、ロシアKGBの支援も得て捕捉、懲役へ。
2006年釈放されてモスクワへ行ったとの説。
★14、3、10 The New Republic
アルマトイでは、ロシア総領事館の前でウクライナについて(たぶんウクライナ人による)抗議が続いているが、解散させられていない。
・北カザフスタンの人口の50%近くはロシア系。
★14,2,12
カザフスタンの中央銀行は11日、テンゲの対ドル為替レートを10日時点より約20%安い1ドル=約185テンゲに切り下げる。背景には、ロシアの通過ルーブルの急落。
〇カザフの一部銀行は多額の対外債務を抱える一方、貸出の約3分の1は外貨建てとみられ、通貨切り下げによりテンゲ換算での金額が膨らむことで融資返済に支障が出る可能性もある。
★14、2、11
中銀、通貨介入停止。テンゲ、30%下落。
★14、2、7 James
現在、中南米諸国との外交にご執心。
これまでキューバだけに大使館持っていたのが、2013年10月イドリソフ外相、初めてアルゼンチン、ブラジル、チリを訪問。
★14、2、4 James
カザフは2020年までの外交戦略の核としてユーラシア連合を位置づけつつも、それをバランスするためEUとの関係強化に努力。
ジャナオーゼン事件で停滞していた、EUとのPCA(Partnership and Cooperation Agreement)改訂交渉を活発化。
・PCAは1995年結ばれ、キルギス、ウズベク、タジク(トルクメンはない)、ロシア、ウクライナ、グルジア、モルドヴァもEUと結んでいる。
・EUは他に、2007年までのComprehensive Regional Strategyを持っていたが、これを2020年までとして改訂する構え。
・カザフにとってEUは最大の貿易相手。500億ドル以上。
・WTOとも交渉を促進している。2015年までには関税同盟とのスリ合わせを終えたいとしているが、ユーラシア連合でまた問題も。
★14、1、31
(CSTO)ロシア国防相との話し合いの結果、ロシアはS-300を5基、無償で供与。
アフガニスタン撤退後に備え、CSTOとして強化するもの。これまでロシアに配備されていた。
・現在、カザフにおけるロシア軍射撃場の大きさ、「バルハシ」ミサイル攻撃警戒システムの将来について、話し合い始まっている。
★14、1、30 James
イスラエルとの関係強化、軍事でも。
1995年、2000年にナザルバエフが訪問し、後者には国防大臣も入っていたが、今回Dzhaksybekov国防大臣が彼としては初めてイスラエルを訪問。軍事協力強化を話し合った。
2004年、汚職が明らかになって、カザフ国防相失脚の経緯がある。
★14、1、30 Camonitor.com
Bolat Shakuev
カザフスタンのKGBとそれが支配するマスコミは、アリーエフにつき過ぎたために、現在ではばらばら。
★13、12、31
ロシア議会、「カザフスタンとの統一防空地域システム設立協定」を批准。
1月に両国国防相が合意していたもの。
元から対空装備、共有しているが、今回は双方の軍用機が作戦中、相手の領空に立ち入ることを可能にしたもの。
★13、12、22
2006年Sarsenbaiuly暗殺、「犯人」のイブラギモフ、服役終えて出所し、「本当の注文主はアリーエフだった」。
検察、これを確認。
★13、11、18 James
11日、エカテリンブルクで恒例のカザフ・ロシア地域首脳会議。プーチン、ナザル、新しい友好協力条約に署名。
3000名以上の官民合同会議。
工業面での協力推進。
・セーチンとカズムナイガスの間で、ロシアが中国への石油輸出を3倍にして、100万バレル・日にするためにはカザフの石油管使用を使うことで合意。
・両国は、国境地帯のImashevskoyeガス田を共同開発に合意。
・両首脳は会見で、どちらが輸出が増えているか等で、数字の食い違いを露呈。
★14、12、6 James
11月末、ナザル、スピーチ。経済目標を設定。
・一人当たりGDPを現在の12、000ドルから6万ドルにして、30位以内に入る。
2年以内に2万ドルに。
・代替エネルギー源を現在の15%から、2050年までに50%以上に。
・外国と、Green Bridge Partnership。
・アスタナで2017年EXPO。
・2050年までに、GDPにおける農業の比率を5倍に。
(水不足)
・GDPにおけるSMEの比重を2倍に。
(中央アジアの中では、大学入学率高い)


キルギス
★14、6、6 InoZpress.kg
ルーブル、テンゲが切り下がったのに加えて、カザフはキルギスへの関税率を切り上げた。
→中国産品転売業者達は、これまでの関税同盟反対から推進に豹変。
→関税同盟については、「必要経費」3、8億ドルをロシアが3億ドル、カザフが0、8億ドル負担する、「開発基金」10億ドルをロシアの拠出で設立し、キルギスと共同で運営する条件で加盟。
但し、関連法案、準備が間に合わず、秋の国会で審議予定。野党アタ・ジュルトまで支持を約束している。
・ユーラシア連合についても、条件緩和をのませた上で(公表されていないもよう。かなりいい加減なものもあるようで、政争の種になるかもしれない)、2015年1月加盟までの工程表に合意。
★14、6、13
M-Vektorの調査だと、20、1%が関税同盟加盟を完全に支持。41、2%が支持。20、1%が反対、絶対反対が3、4%。
反対者はオシュに多い。

★14、6、6
マナスはこれまでに、530万の将兵が往復。数万回の貨物、空中給油。13、6万の飛行機に計10億リットル以上給油。
ISAFの兵力の98%を扱った。
バキーエフ時代には、1、7億ドルの収入を給油からあげていた。

★14、6、3
マナスで、3日、米軍後方支援拠点、閉鎖式。

★14、5、27
ウィグル・テロやタジクでのテロ頻発、シリアで参戦したキルギス青年が帰国していることから、オシュ事件の再発が懸念されている。
★14、5、21
国立戦略研究所、麻薬取引研究結果公表。
アカーエフの時代から現在まで続いている。地方の検察、警察で現行犯で捕まった者も。
・オシュ、カラス地方を差配するのは、Muzaffar Aminov。カラスの警察OBOP長官Asanuul Saginとぐる。
時々競争相手の販売人を密告しては、警察に取り締まり実績を上げさせている。
・同地方のOPG長Sherakhmat Alimbekovもぐる。
・麻薬売人は政治にもからむ。彼ら自身、土地の学校を建てたり、SDPK、共和党に資金を出して、彼らの選挙準備を助けている。
★14、5、20 
Baibolov将軍なる者が、「関税同盟は同等の経済力を持った国が結ぶもの。不平等の国が結ぶと帝国になる」として、関税同盟に反対の根拠をインタビュー。
★14、5、18
アタム、18ー21日 訪中。
18日、戦略的パートナーシップ深化のための共同宣言。
・戦略的パートナーシップは2013年9月11日の共同宣言で。
これは2002年6月24日の善隣友好協力条約に基づく。
★14、5、17
アタム、17~21日、中国を公式訪問。CICAにも参加。
★14、4、11
キルギスガス、ガスプロムに売却。4000万ドルの借金つき。「キルギスガス・ガスプロム」と改名。
ガスプロムは200億ルーブル以上かけて設備近代化。供給の義務を負う。
★14、4、11
"Electric Station"社、「昨年秋からキルギスは小雨期に入った。2、3年は続くだろう。→トクトグル・ダムの水をとっておかないといけない」
(こうやって、カザフスタン、ウズベキスタンとの交渉の種にするのだろう)
★14、3、31
議会、新しい連立成立。Ata Meken(
Tekebaev), Ar Namys(Kulov), SDPK(Tursunbekov)。Respublika,Ata Zhurtは排除されて野党に。
連立の代表格はクーロフ。
しかし4月11日に正式に連立を結成し、首相候補を決める。新首相には「拒否権」を与える構え。連立が推薦する大臣候補を拒否できる。
★14、3、26
首相代行に、アカエフ時代の副首相、アカデミー会員のZhoomart Otorbaev任命。
★14、3、26
当局、Akromiyaを過激宗教として禁止。
(アンディジャン事件の時の? 今頃禁止?)
★14、3、25
Satybaldiev首相、辞任。解任ではない。十分働いたと述べる。
★14、3、18
議会連立3党、分解。理由不明。社会党が引き金。
2012年9月以来。
★◇14、2、18
バキエフ時代のジャヌイシ・バキエフ諜報庁長官は、東部のZhail地方の国防省空港のある地域200Haを中国企業Zhundaに49年租借する話しを始め、それは現在キルギス経済省が引き継いで署名の方向。
中国はタイヤ等工場拡張の名目で滑走路を建設予定。中国の基地になる。SCOの名目を使うのでないか。
・バルハシ湖までの地域を中国は歴史的領域と見なしている。
★14、2、15
キルギスのガス施設、正式にガスプロムのものに。合同運営会社発足。
★14、2、13 James
中国がキルギスに鉄道を作る件は、経路が決まっていない。中国はカシガルからキルギスのカラスウを経てアンディジャンへ行く、東西ルートを指向。キルギス51%の合弁だが、中国が全額投資して数年間100%リースする。収入は年間2、1億ドルになるだろう。
しかしアタムをはじめキルギス側は、南北を強硬に主張。「今、東西に賛成したら、南北は絶対建設してもらえない」
南北なら、金の利権等で支払う構え。
★14、2、12
中銀は通貨ソムの防衛で必死の介入。2700万ドルを投入。カザフスタンのあおりだろう。
★14、2、12
アタム、12日モスクワで膝の手術。

★(トルクメニスタン・天然ガス)14、2、2
習近平、13年9月トルクメン訪問の際、「4本目」のガス・パイプライン建設意図表明。ウズベクータジクーキルギス経由。
習近平来訪の際、キルギスと融資協定署名されている。
→2月1日、キルギス閣議で、関係委員会設立。30年間で15億ドルの収入がある。
★◇14、1、31 独立新聞 アレクサンドル・Knyazev
昨年サウジの大使館。その後進展急。
外務次官が来て、首相、議長と会った。議長ジェエンベコフはアラブ系(?)で、長らく湾岸とビジネス。
1月にはハリド王子が来訪。
昨年9月にはサウジ国会議長も来訪。
・マナスにサウジのロジ・センターを作る話あり。50ヘクタール。「清潔な羊を送るための」
・これが怪しい。1990年代初めの無茶な農場民営化で、家畜は食われてしまい、キルギスは今食肉の輸入国。
・1990年代初めからキルギスでは変な宗教学校がたくさんでき、今では原理主義を教えている。
・→右「ロジ・センター」がテロ・センターであって不思議でない。ロシア、中国向け。
・2010年2月イランはドバイからビシケクへ向かうキルギス航空機を強制着陸させ、中からイラン・アフガン・パキスタンを結んでいたテロリスト、あぶろるまりく・Regiを発見、処刑した例がある。
・近く、アタムはサウジを公式訪問する予定。
★14、1、23 
イシク・クリ州に新彊から約20名のウィグル過激派が侵入、撃ち合いになり、2名殺される。ほかは逃亡中。
★14、1、30
米軍はマナス縮小開始。2月にはルーマニアのミハイル・Kogalnitseanに移転を開始予定。
マナスは1400名の軍人がいたが、ルーマニアには400名。カブールからの距離はマナスの3倍だが、米国への距離が短くなるのでやすくなる。
★14、1、29
国境を越えようとして殺されたウィグル人達は、中国の弾圧を逃れようとしていたのかもしれないとの声明を世界ウィグル会議が出す。
★14、1、23
Kulmatovがビシケク市長に転出したため、チュイ州の政府代表の臨時代行に次長のジュヌシャリエフ任命。この地位はなぜか「大麻王」と呼ばれている。
★◇14、1、15
オシュ市長選というか、市議会での投票で、45名中25名が多数連立推薦のAitmamatKadyrbaevに投票。Myrzakmatovは19票。これで確定。
★14、1、10
マナスでは毎日約2000名のアメリカ人がトランジットしている。
★13、12、30
米国はキルギスの26カ所に、レーダーを設置している。イシク・クーリのSary-Tashとか、Tokmakとか。
★13、12、16
14年1月、ビシケク、オシュで市長選挙予定。Myrzakmatov、当選確実と自認。
★◇13、12、7 N.Z. 
Myrzakmatovは「市長代行」の地位にあったため、簡単に解任された。2012年3月市長選挙をやらなかったのが災いした。
オシュ、ビシケク市の法的地位を定める法律にアタムバエフが署名しなかったために、市長選挙ができなかったのだ。
・アタムバエフは冬でデモがやりにくい時期を狙って、賭に出た。キルギス・ガスをガスプロムに売却する件を野党が妨害したことが引き金。これでガスが滞れば、大衆の不満がこうずるため。
・まず11月22日にタシエフ(アタージュルト)の息子を横領で逮捕、同時に与党SDPKのビシケク市長、Balykch市長も検挙。
・キルギスのジリノフスキーと称されるNurlan Motuevも検察にしょうかんされた模様。


タジキスタン

★14、5、15
ラフモンの娘Ozoda(財務第一次官のZhamoliddin Nuralievと結婚)、外務次官から第一次官に昇任。
★14、4、9
縫製工場Guliston、95%の株をフィルタシが収めていたが(5%を当時の工業大臣で今は告発されているZaid Saidovが所有)、裁判で民営化の違法性確立。フィルタシは所有権を剥奪される。
化学工場「タジクアゾト」も同様の処置になるだろう。
タジクアゾトは2006年、ウズベクからガス供給を止められたりしている。
(このように、ウズベク、タジク、ウクライナは結構結びついている)
★14、4、5
ソグド州Istiklolに中国資金で冶金工場。5万トンの鉛、5万トンの亜鉛。
セメント工場も合わせて5億ドル。
★14、3、25
Aslov外相、イラン訪問。ロウハニとも会談。イランの核平和利用を是認。
★14、2、11
中国と2007年、善隣友好協力条約。25年間。
★14、1、25 18年間国防大臣を務めたハイルローエフ、国防問題大統領顧問に任命。
★14、1、11
201師団のUsov、昨年8月ドシャンベで行方不明になったまま。
★13、12、26
ドイツの上院議員、GPSでタジクに盗難BMW約200あり、大統領の親族が使っていると訴え。
しかしこれまでも同様のドイツの申し入れをタジク政府は蹴ってきた。
★13、12、25
元産業相サイドフ、最高裁で腐敗、一夫多妻等で26年の懲役。
4月に「新タジキスタン」党を設立すると声明した後、5月に逮捕されていたもの。
★13、12、20
タジキスタンはキルギスが関税同盟に入って初めて、関税同盟に入れる。そうしないと国境を接していないので(アルメニアは例外)。
→加盟まで数年の余裕はある。
・他方、中国等も言い寄ってきている。中国は最近、貿易で元使用を提案してきた。
・◇政府収入のかなりが関税収入であることも、関税同盟への加盟を難しいものとする。
★13、12、19
スイスの仲裁法廷、ルスアル系のHamer Investing Ltd.の訴えを認め(ボーキサイトとアルミの交換を実行しなかった)、TALKOに2、75億ドルの賠償支払いを命ずる。
→TALKOは倒産の危険。
★13、11、30
新しい陣容での最初の閣議。平均年齢、56、7歳から52歳へ。
国防相はSherali Mirzo、46歳。南部のHamadoni州生まれ。ソ連、ロシア軍学校で長期間教育(参謀本部付属軍事アカデミーで4年間含む)。
最近では国境警備隊を率いていた。これは軍ではなく、国家安全保障委員会所属。
・外相はHamrokhon Zarifi。02ー06年米国大使(国連大使も兼任?)。1964年、Temurmalik州生まれ。
・依然としてクリャブ州優勢。
しかし首相はホジェントだったが、後任のQohir Rasulzodaはソグド州知事出身。
・財務、内務はクリャブ。
★13、12、7
TALKOで爆発。20の窯が不能に。アゼルバイジャンからの原料の低品質が原因。
(どうやって届けているのか?)
★◇13、11、7
ラフモン、暫定数字で83、6%を第1次投票で獲得。当選。
★13、10、30
10月29日、ロシアと勤労ビザ、3年間に延長合意。(今まで何年か言及なし)
11月6日の大統領選を念頭に置いた、ロシアからのプレゼント。タジキスタン、特別待遇(?)。
特にBiryulevo事件の直後だけに。
★13、10、17 
約5万人のロシア人。半分は年金または失業者。軍でも少ない。アルミ工場からも追い出されつつある。
★13、10、1 Ferghana
1日、下院はロシア軍地位協定、批准。
現在の協定は2014年失効の予定だった。新しい協定は2042年まで有効。その後5年ずつ延長可能。
ロシアは5月7日批准ずみ。
・12、10、5プーチン来訪の際の覚書により、ロシアは兵器を供与。
・ハイルロエフ国防相によれば、2005年以来、ロシアは2014名のタジク将校を養成。現在500名が留学中。
・2005年以来の軍事技術協力は4、11億ドル。
・12年10月プーチン来訪で、201師団駐留を30年間延長することで合意していたもの。さらに2億ドルを供与して、タジク軍を近代化する。
★13、9、26
ソチでCSTO首脳会議が最近あり、ラフモンは2014年対策として国境警備強化の支援を要請。初めて「CSTOとして」支援が行われることになった(プーチン向けにリストが渡された)。しかし、ロシアの国境警備兵が再帰する話はない。
1400キロの国境を16000名の国境警備兵で守っている。国境の多くは高山地帯を通っているが、ヘリコプター2機しかない。
無人偵察機がほしい。暗視装置も。


トルクメニスタン
★14、6、17 新華社
15日、中国へのパイプラインの3本目Cルート稼働。当初は年間70億立米、2015年末には250億で、合計550億立米になる。中国国内需要の23%。
★◇14、6、11 Knyazev Caspiania.org
中ロ・ガス契約で、トルクメンは欧州へのガス販売を迫られるかもしれない。
他方、アフガニスタンのトルクメン族の一部はシリアで活動し、経験を得てアフガンに帰っている。彼らはタリバンと共謀してトルクメニスタンに攻め込むかもしれない。Takfirというグループは、タリバンと結びついている。ただし、アフガンのトルクメン族の間では内紛が絶えない。

・トルクメンは安全保障に危機を感じた場合には、NATOでもCSTOでもなくSCO、つまり中国に依存する可能性がある。つまりカスピ海政治に中国軍が登場する。

・ベルディは最近、トルコでの第4回チュルク語首脳会議(5名の首脳が参加)に初めて出席、トルコといくつかの実務協定も。

・(中国・天然ガス)(トルクメニスタン・天然ガス)中国は中央アジアから年間1000億立米のガスを輸入している。
うちトルクメンが650、ウズベキスタンが250、カザフスタンが100。

・2020年には中国のガス需要は2000億立米以上に。うち1200億は国産。
イランからもパキスタン経由でガスを入れようとしている。

・ガスプロムは2013年、2176億立米を輸出。うち1615億は欧州へ。
★14、6、5 James
ベルディはCICA前夜に訪中。中央アジアの中では最後に、中国と戦略パートナーシップを結ぶ。
その1週間前にBaktyarlykでは6億ドルかけた中国のガス精製所完成。
中国までのパイプラインは5000キロ。

★14、5、27
大学を9月から有料にする法案、準備中。1300ドルから1645ドルまで。
学生個人は払ってはいけない。企業が払い、卒業後は自分のところで働かせる。
英語で教育する国際大学も作る。教師はショウヘイする。
★14、5、19
ベルディ、憲法改正のための憲法委員会設立に署名。
「人権保護、地方自治強化等のため」。
2008年にも改正したことある。
★14、4、2 Better.kz
Ilya Blogger
Kyzyl-Kayaというウラン鉱山があり、ソ連時代採掘されていた。
閉鎖されていることになっているが、アラブ企業が開発していたとの見方あり。イランも関心。
2009年、カザフがイランに1350トンのウラン鉱石輸出を検討とのニュースがでて、これはつぶれた。
ところが現在建設中のカザフートルクメンーイラン鉄道はKyzyl-Kayaを通っている。
★14、4、2 N.G.
政府はすでに密かに動員をかけている。対アフガニスタン国境防衛のため。アフガニスタン北部住民も自警団を作って哨戒している。
★14、2、26
Facebook、YouTubeへの接続が復活したとのうわさが流れているが、当局は沈黙。偶然かもしれない。
★14、2、26 James
13日国家安全保障会議でベルディ、国境警備体制を強化するよう指示。麻薬取引取り締まりも。
アフガニスタンには150万のトルクメン人が居住。4月のタリバンと政府軍の戦いでは、700名ほどのタリバン兵士がいた。
・6月にはロシアのテレビが、シリアで捕まったトルクメン戦士Rovshan Gazakov(Abu Abudullah)を示し、アシハバド近くのSheikh Muradキャンプで訓練を受けたとの発言を報道。トルクメン政府は否定。
・米国も、国境警備強化で技術支援をしている。
★14、2、19
アフガニスタン北部Faryab地方の多くをタリバンが押さえ、国境にも出没。
これまでトルクメンは中立を盾にとって、気がつかないふりをし、食品や電力を送っている。最近は外務次官が同地方の長老の代表団と会っている。
・かつてトルクメニスタンはタリバン政権を承認していなかったが、アシハバードへの代表部の設置を認め、1999年タリバンと北部同盟の交渉を斡旋もした。
・しかし今回は360名のトルクメン人がシリアで「訓練を受けて」帰ってくる。これまでのごまかし手法が通ずるかどうか不明。
★14、2、7
アシハバド郊外などには、全国からの出稼ぎ世帯が居を構える。犯罪が多いので、当局は嫌がらせでガスや電気や水を切ったり、バスを通さなかったりする。
するとここの住民が抗議運動をする。主婦たちが数百人のデモをする。
★14、2、3
ベルディ、ガス代値上げに署名。毎月1世帯50立米まで無料だが、これを超えると1000立米あたり20マナト(7ドルほど)徴収。
★14、1、11
ベルディ、Khommadovトルクメンガス社長を更迭。活動に不満を表明。
★◇13、12、29 
ベルディ、「国家資産非国有化・民営化について」の法律に署名。
14年7月1日に効力発生。それから3ヶ月内に関連基準を定めるべし。
★13、12、20
15日総選挙。投票率91%。推定では、与党民主党の圧勝。
初めて野党も参加。2008年まで一党制だった。
125議席に対し、283名候補者。
労組、女性連盟、青年団体、市民組織も候補者を推薦できる。
・今回OSCEからも監視団。初めて。ただし報告書は2ヶ月先。
NISからも監視団来て、肯定的な評価。
★13、10、30
この7~8年、マスゲームへの学生、公務員の動員頻繁で、週末のほとんどがつぶれていることへの不満大。
★13、10、29
西部を中心に水、暖房の供給がほとんど止まっているとの報道。水はこれまでも不足。
それなのに大統領は立派なホテルや噴水ばかり建てているとの不満。
★◇13、10、22
ベルディ、最近高血圧で常に医者必要。
落馬して3時間後に現れはしたが、その後3日間入院していた。
上層部では、もしものことがあった場合として、Akdzha Nurberdyeva国会議長の名がささやかれている。
他に有力なのはRashid Mamedov外相。
前者は1957年生まれ。2007年以来、議長。
★13、10、11 トルクメン民主市民同盟議長Vyacheslav Mamedov
カスピ海沿岸トルクメンバシの一部等では、水道、暖房の断絶(数日続くこともある)がこの10年間ひどくなる一方だとして、ベルディに公開書簡で訴え。
ニヤゾフが職場でトルクメン人を優先したため、ロシア人要員が大量に出国したこと、ニヤゾフが技術専門学校を廃止したこと、Avazaの整備等に資金が取られ、インフラに資金がまわっていないこと、トルコが建設を席巻したため、地場建設企業がなくなったこと等を原因としてあげる。
★◇13、10、8
食品、日用品の価格上昇大きい。
月120リットルは無料だった(?)ガソリンは30%削減。
→4月にアハル州警察署前で500名の運転手が抗議。
・現金が恒常的に足りない。銀行に行っても預金下ろせないので、住民は自宅に預金。
商店は非現金決済用機器の購入を義務づけられた。200ー300ドルもする。
・失業が増えている。150万はいるだろう。失業保険が支給されていない。
★13、10、7
アフガニスタンからのヘロイン密輸増加。700キロの国境。取り締まり当局の腐敗。
関係州にはびこるマフィアと地方当局の共謀。たとえばマリのNSB。
・Lebap州ではBobomurod Toshpulatov、Sapar Ulzhaev。

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