メルマガ「文明の万華鏡」第25号を発刊しました
先日、「まぐまぐ」社から、メール・マガジン「文明の万華鏡」第25号を発刊致しました。
目次は次の通りです。
なお、このメルマガ、一月710円は高いのではないかと思い、創立2周年記念の6月を目途にほぼ半額365円への大幅値下げを断行します。
旧料金で購読されている方も、6月以降の請求は自動的に約半額となります。
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(目次)
6日 ナイジェリアのBoko Haramによる女子学生集団誘拐犯行声明とアル・カイダの復活
中東における主要な対立軸――サウジvs.イラン、アラブ vs.イスラエル――の変化
新疆で続くテロ
インドの政権交代
プーチン大統領の訪中と「中ロ結託」?
タイのクーデター
ウクライナ大統領選挙とこの後
その他
このうち「新疆で続くテロ」を下記にペーストします。
新疆で続くテロ
この数カ月の中国では、当局が「ウィグル人による」と主張するテロ事件がなくならない。4月30日には習近平総書記視察直後のウルムチ駅で爆破事件が起きている。どうも、おかしい。ロシアを専門とする自分の経験から言うと、単なる民族問題を超えた内政上の背景があるのではないかと思える。
と言うのは、1980年代後半、ゴルバチョフが改革政策を進め、守旧派の利権に切り込んでいった頃、ソ連では民族騒動が相次いでいるからだ。ゴルバチョフが外遊に出るたびに、モスクワでは保守派が大論文を新聞で発表したり、民族共和国で騒動が起きたものだ。彼自身、その回想録で、これら騒動がモスクワ政府部内の保守派に煽動されたものであったことを書いている(今見つけている時間がないが)。
現在の中国で改革は行われていないが、自分達の利権を守る守旧派はいる。それは石油利権と公安機関を握っていた周康永とその取り巻きで、上部は江沢民、曽慶紅へとつながると言われる。もともとは薄熙来・重慶党書記が胡錦濤後の権力の座を狙って投獄されたことが発端なのだが、彼が周康永の後ろ盾を得ていたことが、今日の事態につながっているのである。即ち周康永の周囲はじりじりと締め上げられており、5月23日には、周康永の息子(拘留中)と親しいとされる四川省の黒社会幹部、劉兄弟が死刑の判決を受けている。事態は急を告げているのである。
そしてその関連では、20日訪中したプーチン大統領が何と江沢民と懇談したことも不可解である。「中ロ関係発展に尽くしてくれた江沢民に感謝の意を表明する」のが目的だったようだが、ロシアは天然ガス輸出案件で少しでも良い条件を中国から絞り出すべく、石油・ガス閥のドン、江沢民の力も借りていたのでないか。習近平にしてみれば、「今は黙っているが、プーチンめ、この野郎・・・」ということになってしまうだろう。
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