Japan and World Trends [日本語] 日本では自分だけの殻にこもっているのが、一番心地いい。これが個人主義だと、我々は思っています。でも、日本には皆で議論するべきことがまだ沢山あります。そして日本、アジアの将来を、世界中の人々と話し合っていかなければなりません。このブログは、日本語、英語、中国語、ロシア語でディベートができる、世界で唯一のサイトです。世界中のオピニオン・メーカー達との議論をお楽しみください。
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世界はこう変わる

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2014年2月19日

ユーラシア情勢バロメーター(2013年12月~2014年1月)

内外のマスコミでユーラシア情勢をフォローしてはデータ・バンクを作っているが、もったいないので、時々掲載することにする。

この期間のハイライトは次の諸点だろう。

1.ウクライナでは今ちょうど、キエフの労組会館を占拠した「反政府派」と、これを排除しようとする警官隊の衝突が起きている。CNNを見ていても、真相がわからない。「反政府派」と呼ばれている者の構成がばらばらで、EU加盟を望むリベラル・インテリ達だけではないからだ。当局が送り込んだ体育会系の国家主義者から、EUもロシアも拒否するウクライナ国粋主義者までが暴れている。それぞれと当局の関係はわからない。表で起きていることと、裏で行われている取引はまったく違うかもしれない。
多分、かなりの流血の末、締め付けの強い形で「安定」が回復するのでないか。
と言うのは、EUは別に本気でウクライナを自分の方に引き付けようなどとは思っていないからだ。EUの中でウクライナのリベラル支援を本気で主張しているのはスウェーデンなど数カ国に過ぎない。

2.モルドヴァは11月末EUとの「東方パートナーシップ首脳会議」で、グルジアと共にEUとの連合協約に仮調印したが、仮調印は署名とはもちろん違う。仮調印なら、今大騒ぎしているウクライナは既に2012年やっている。そしてモルドヴァの場合、与党はEUとの関係推進を国内の支持拡大のためにやっている。連立与党第2党のPlahotniuc党首は、自分の利権拡大のことしか考えない。そしてモルドヴァの場合、「改革」のために「民営化」しても、それを買うのはロシアの企業だったりする。例えば2013年10月には首都チシナウの国際空港を民営化したところ、ハバロフスクの得体のしれないKomaksという企業が49年間の租借で落札してしまった。ここも、正札と内実は随分違う国なのだ。

3.誰もできると思っていなかった、プーチン大統領の悲願「ユーラシア経済連合」が形だけでもできてしまいそうな状況にある。5月にはロシア・ベラルーシ・カザフスタンの3国が設立協定に署名し、その後直ちに議会の批准を得ることになるだろう。
「EUのような超国家機構」という触れこみになっているが、ロシア主導の「超国家機構」では、他の国の主権はどうなることだろう。ただEUに更に輪をかけて、例外事項、未定事項のオン・パレードだろうから、我々は規定を必死に読むより、税関の役人と掛け合った方がよほど速いし、安上がり、ということになるのでないか。
「ユーラシア経済連合」は、西方ではEUの「東方パートナーシップ」と衝突、東方では除外された中国がつむじを曲げていて、「シルク・ロード・ベルト」構想なるものをぶちあげている。但し後者は標語に止まっていて、内容はまだこれからだ。

目次
NIS・・・・・・
ベラルーシ・・・・
ウクライナ・・・・
モルドヴァ・・・・
アルメニア・・・・
グルジア・・・・・
アゼルバイジャン・
中央アジア・・・・
ウズベキスタン・
カザフスタン・・・
キルギス・・・・・
タジキスタン・・・
トルクメニスタン・

NIS
★14、1、11
7日付け人民日報、2013年中央アジアとの貿易額は460億ドルを超えるとほうずる。
・しかし、2013年1ー9月、タジキスタン・ロシア貿易は7億ドル、タジキスタン・中国貿易は4、8億ドルだった。
・習近平は中央アジア歴訪で、「シルクロード経済ベルト」構想を打ち上げた。
・中国は2001年のたいがい戦略で、隣国の福祉は安定性を保証するもの、と書いた。
・中央アジアの者にとっては、「中国では政府の言うことを皆聞く。ロシア、米国の企業は採算せいをまず考える」
★13、12、31 Interfax
プーチン、政府に対して5月1日までにカザフ、ベラルシとユーラシア経済同盟交渉を終えるよう、批准法案を準備するよう指令。
★◇(ユーラシア連合)13、12、25
N.G.
24日モスクワでユーラシア経済最高評議会開かれる。最初ロシア、カザフスタン、ベラルーシだけで首脳会議。ついでアルメニア、キルギス首脳加わる。
・2015年1月にユーラシア連合発足させるために、2014年5月には条約に署名、その後各国議会批准。
・今回、三者で右条約中、機構枠組みに関する部分に合意。
・2014年3月1日までに、関税同盟、単一経済空間の中で残っている制限措置をリスト・アップ。撤廃の行程を定める。
・プーチンは法律・規則のすりあわせも求める。特に独占管理を単一に。
・プーチン、「ロシア・カザフ・ベラルーシ連合はEU、中国に次ぐ市場規模だ。
2010ー2012年、ロシアの両国との貿易は25%増加して580億ドルになった。
三国間の貿易ではカザフ、ベラルーシの比重が高まっており、原料の取引は40%だったのが33%に減少している」
(これまでロシアの港から両国への物品を通過として処理していたのが、ロシアの税関を通ずることで、両国への輸出として処理することになったために、貿易額が増えたように見えるのでないか)
・ルカシェンコ、現在の単一空間での例外品目として酒類、タバコ、薬品、医療品、ガス、石油、自動車、魚等をあげる。
・ナザルバエフ、「用語の統一が行われていない。経済以外の面に及んではならない。・アルメニアについては、関税同盟加盟のための行程表、採択(キルギスに言及がない)。
・同日のRus.Azattyk.orgによると、アタムは発言していないが、キルギスの高官は、「キルギスは行程表は今回、勘弁してもらった。まず専門家レベルでの話し合いをしていきたい」
・(13、12、20 CA)
16日アタムバエフは記者会見で、「キルギスにはほかに選択肢もないが、それでも自分たちの要求が通るまでは行程表に署名しない。自分を脅迫することはできない」
→「プーチンが脅迫した」と言った、ということにされてしまった。
この行程表は11月、ユーラシア評議会がキルギスの参加なしに決めていたもの。
★◇13年12月
年次教書でプーチン、「ユーラシア経済連合の条約案、5月1日までにできることを望む。その上でロシア、カザフスタン、ベラルーシの議会に上程されることになろう。その場合、優先審議を願いたい」
★13年12月号 軍事研究
CIS共同防空システムの枠ナイで毎年「戦闘協力2013」演習。8月13日から9月12日まで。アストラハン州。アルメニア、ベラルーシ、カザフスタン、ロシア、タジキスタン。総勢4000名。ロシア軍はS-400、「パンツィーリ-S」短距離防空システム、実弾射撃訓練。2発の弾道ミサイル迎撃。2012年の「戦闘協力2012」演習まではウクライナやウズベキスタンも傘下。ウクライナ、7月は「戦闘協力2013」への参加を表明。
★13,11,30
EUとモルドバ、グルジア、FTAを含む連合協定に仮調印。それぞれ2014年中に連合協定に正式調印し、直ちにFTAを発効させる方針。ウクライナは12年に連合協定に仮調印していた。
〇アルメニアもEUとの連合協定への仮調印を取り止めた。
★13、11、29 EU
ウィルニュスでは
・アゼルとVisa Facilitation Agreement
・Framework agreement with Georgiaon participation in EU
crisis managementoperations(NATOの代替?)
・グルジア、モルドヴァと連合協約仮署名。
その中には、Deep and Comprehensive Free Trade Areaもある。
・ウクライナとcivil aviation agreement
・(アゼルバイジャンはWTO加盟国でないので、DCFTAはまだ対象でない)
(ベラルーシとのPartnership and Cooperation Agreementの批准は、1997年以来凍結)
・ベラルーシ以外は既に、あるいはじきにVisa Facilitation協定を持つ。グルジアとウクライナとは、Visa Liberalization Actions Plansを策定してあり、完了すれば、査証免除となる。
モルドヴァ国民に対しては、Biometric旅券を持っていれば、査証免除とする(11月27日)。
★13、11、19 James
アゼルバイジャン、ベラルーシは、今回EUと連合協約を結ぼうとしていない。アルメニアも(?)
★13、11、19
アリーエフ、17日ウクライナ訪問。再選後、2つ目の外遊で、ロシアにいくと思われていた。
・ウクライナのEU連合協約署名の有無は、アゼルにとっては死活の問題ではない。しかしウクライナの真意を知っておく必要がある。
・ウクライナはロシアの圧力に対抗するため、アゼルからのガス輸入で文書署名を望んでいたようだが、文書は署名されず。
その代わりか、キエフではGUAM+トルコのアイデアが語られるようになっている。グルジア大統領選が終わったことも、話し合いを必要とした。
・GUAM強化ができれば、EU連合条約当面できなくても、しのげるだろう。
ウクライナは来年NIS議長国。
・ウクライナはアゼルバイジャンのガス輸入を策するが、中継国トルコの関係がうまくいっていない。ウクライナの提示する条件が悪い。たとえば黒海沿岸にLNGターミナルを作るのに、トルコ企業に高すぎる参加条件をつけたり、トルコ領内パイプライン建設に資本参加してウクライナへの支線を作らせようとし、トルコの反発を受けたり。
そしてもともと、シャフ・デニスのガスは欧州向けで手いっぱい。
・ウクライナのアザロフ首相は、9月中旬アゼルを訪問し、「2014年から年間20億立米輸入を始める。2015年には50億」と言ったが、これは政治的発言にすぎない。パイプラインもガスもない。
★13年12月 軍事研究
「破れざる兄弟愛 2013」 チェリャビンスク州。アルメニア、ベラルーシ、カザフスタン、ロシア、タジキスタン。各国合計4000名。10月7日から同11日まで。2009年に新設されたCSTO合同平和維持部隊による演習。合同平和維持部隊は中央アジア合同緊急展開部隊)(KSBR TsAR)及び合同機動対応部隊(KSOR)に続いて設立された第3のCSTO合同部隊。初演習は2012年にカザフスタン。「破れざる兄弟愛2012」。想定は、架空の国家「ウラル共和国」が、「強力な軍事・政治的同盟」を背後に持つ反政府勢力により、「エネルギー資源のコントロール」を目的とした攻撃を受けるというもの。武装勢力の活動区域を閉鎖し、内務省の特殊部隊のSOBRとOMON、「ズーブル」が同地域に対する武器の流入を遮断。対反乱作戦に近い。上記2つの合同部隊との棲み分けが問題になってくる。2012年11月、CSTO参謀総長会議、3つを統合した新合同部隊の設立が、ゲラシモフ参謀総長によって提案。しかし、翌12月の首脳会議では、採択されることはなかった。

ベラルーシ
★◇14、1、3 Windowon Eurasia
12月のVilnius Independent Institute of SocialーEconomic and Political Research調査。
ロシアとの合併には23、9%が賛成票、51、4%が反対票を投じるだろう。
EU加盟には35、9%が賛成、34、6%が反対。
ロシアかEUかどちらか選べと言われたら、36、6%がロシア、44、6%がEUをえらぶ。
47、5%がルカシェンコを信用しておらず、37、7%が信用。
ロシア人を嫌っているというより、ロシアのエリートを嫌っている。
ロシア人自身を調査しても、同じような傾向が出てくるだろう。

ウクライナ
★14、2、7 James
チェチェン人が反政府派について運動しているとの噂。
たとえばロシア諜報機関のウラダネをよく流すLifenews。
ウクライナの反政府派は、よく思っていない。一般市民がチェチェンのなを聞いて、ひるんでしまう。

★14、2、6 RIA
EUと米国はミュンヘンの場で、ウクライナへの支援パッケージ促進を話し合う。

★14、2、6 Business New Europe
グラジエフは、連邦制を主唱。「南東部が関税同盟に入れればいい。デンマークに例がある。グリーンランドはEUに入っていない」「祖国」党首ヤツェニュクは、「自分の政治生命はどうなってもいいから国を救いたい。2004年憲法に従って大統領と政府を分け、政府は議会が選ぶようにすれば、自分は首相をやってもいい」

★14、2、4 Time.com
Pravy Sektor(武闘派)指導者Dmitro Yarosh マスコミに姿を見せる。
米国には指弾され、孤立化の兆し。

★14、2、4 RFE
反政府派を拉致して拷問するやり方、クチマ時代のゴンガゼ殺しと酷似。犯人達がロシア語を話していることから、ロシアの介入が疑われている。
ウクライナでは防諜機関が弱く、外国諜報機関の天国といわれている。

★14、2、4 The voice of Russia
Vinnytsia区役所では、占拠者は1トンもの爆発物を持ち込んだ。花火とか、火炎ビンとか。

★14、2、2
クリミア・タタール、これまで反ロで動いていたが、それを反ヤヌコにしてバスで約千人キエフに押し掛ける。シリアで反政府側で戦ってきたものたち。
組織しているのは議会副議長のAkhtem Chiiroz。
「自衛部隊」の称号。これは第2時対戦の時、クリミア人がドイツ占領軍についてロシア人、ウクライナ人、ユダヤ人等を殺戮した団体の名。

★14、1、28 James
これまで10の州庁が占拠。野党よりサッカー・ファン。Chernivtsi,Rivne,Ivano-Frankivskでは静かに占拠。Cherkasy,Zaporizhzhiaでは警察が抵抗。
★14、1、30 Democracy Now
Leonid Kravchuk「内戦一歩手前。権力が分裂し、反乱が起きている。これは革命だ」
Anton Shekhovtsov「言われているほどのことはない。街路を支配しているのは右翼ではなく、リベラルだ。全体の雰囲気はポーランドの連帯の時。少数派(ユダヤ人?)が迫害されているという噂も流されているが、これはロシア寄りのUkrainski Vybir党が流している。

★14、1、30 Business New Europe
ヤヌコは国会に乗り込んで恩赦法に条件をつける。
(与党内が割れて、寡占資本家はヤヌコを見限り、恩赦に傾いたのを、ヤヌコは病を押して自ら国会に乗り込み、恩赦に15日以内の占拠停止を入れたことで、15日たてば政府による暴力行使を可能にした)。
・大統領府のKlyuyev長官たちは、国会で非常事態を導入したがった(1月中旬、ヤヌコは大統領府長官を更迭していた)。これに対して与党系の寡占が反対。非常事態導入を何とか防いだ。
その寡占資本家は議員でもあったsERHIY tIHIPKO,rINAT aKHMETOV.
AkhmetovとTihipkoはヤヌコの言うことを聞かなくなっている。
・この間EUのアシュトンはキエフにいたが、なにの役割も果たさず。「行方不明の人たち、大丈夫かしら?」

★14、1、30 Reuters
ヤヌコ、30日入院。本物らしい。
・首相代行に第一副首相のSerhiy Arbuzov。ヤヌコと家族同士つきあい。

★14、1、30 Guardian
"In Rkraine, fascists, oligarchs and western expansion are atthe heart of the crisis"
・右翼の反ユダヤ主義のSvoboda。リーダーはOleh Tyahnybok。「モスクワ・ユダヤ・マフィア」に反対。
・Svobodaよりさらに過激なのがRight SectorでNational Revolutionを求める。

★14、1、30 M.T. Bovt
ウクライナGDP、2013年は1992年の84%。
現在のGDPはルーマニア、チェコ並み。
輸出の3分の2はドネツクとドネプロペトロフスク。

★14、1、26
ザポロージエ、ドニエプロペトロフスクでも市役所建物等、ピケに会う。

★14、1、25
リヴォフでは、州議会が決議。人民Radaをウクライナ人民を代表するものとして認める決議。軍、警察等の動きを禁ずる。
(23日にはデモ隊が州庁に入り、辞表を書かせていた)

★14、1、24 www.euractiv.com
Gorshenin研究所のVadym Omelchenko理事長は、「EUもロシアも助けてくれない。彼らは自分の利益。ウクライナも自分で自分を助けないとダメだ」

★14、1、24 Www.bne.eu
EconomistのEdwar Lucas、別のところに、EU高級官僚から聞いたとして、「プーチンはヤヌコに電話し、12月合意から後退しないよう。デモに対しては手を血に浸す覚悟で、と言った」とかく。
根拠不明の話し。裏がとれていない。

★14、1、24 Guardian
デモの多数は平和で秩序。民主派。
しかし右翼Pravy Sektor(ネットでは5万ほどのフォロワー)が急速に増え、火炎ビン等を使用。流血を喜ぶ。
リーダーの一人Andriy Tarasenko「EUには入りたくない。入ればウクライナは国民国家として終わり。どの国の利益にも奉仕しない、ウクライナ人のためのウクライナを作りたい。Klitschko等には幻想を持っていない。ヤヌコヴィチを追い出せないでいる」

・22日殺された二人は、ウクライナ人ではない(何人か書かず)。

・米国務省は22日の声明で、ヤヌコヴィチの暴力を非難するも、右翼が増えていることに警告、情勢を悪化させると言う。

★14、1、23 James
ロシアはプーチンは黙っているが、マスコミは「西側の介入」を大声で非難。

★14、1、23 Rbth.ru
ピーテル大学の国際関係客員教授Stanislav Tkachenkoは、「ウクライナとロシアは一緒になって、民主化、経済改革を行う好機だ」とかく。

・両国間貿易は2012年555億ドル。無査証。

★14、1、22 James
体育会系の青年たちが動員されている。Titoushkiと呼ばれている。
22日はウクライナ統一記念の日で、ハリコフからTitoushkiが大勢、バスで送り込まれていた。
殺された一人はアルメニア系のSerhiy Nagoian。
・19日ヤヌコはKlichkoと会っている。
・政府は反対運動は統制できないと見ており、交渉している内に警察を強化しようとしている。

・ヤヌコは一時、問題になった法律の撤回を考えたが、クレムリンから圧力がかかった、とルツェンコは言う。

★14、1、22 Russiatoday.com
オックスフォードのMark Almondは、「ウクライナの穏健野党が右翼を使っているのだ。オレンジ革命は暴力を使わなかったために、ヤヌコ勢力を残した。今度は・・・。Klitchkoも西側メディアには平和的なことを言っているが、ウクライナ人に対してはヤヌコはチャウシェスク、カダフィ並みだと言っている。」
右翼は反ロ、反ユダヤの歌を歌っている。

★14、1、21 The Nation
右翼がマイダンで前面。Svobodaが強い。党首はIhor Miroshnychenko。レーニン像引倒しを主導。
Social National Parrty of Ukraineと呼ばれる。Oleh Tyahnybokは2004年、「モスクワーユダヤ・マフィアがウクライナを支配している」と言って物議。
同党は2012年選挙で10、44%を取り、第2党になっている。
主として西部で強いが、昨年選挙ではキエフで2位になっている。
新聞の蝋燭行進では、第2次大戦でソ連に反乱したBanderaの名誉をたたえる。彼は数万のポーランド人、数千のユダヤ人を殺した。
反ロであるが故に、これまでEUを支持してきた。
脱党した者によれば、「指導者はただ自分の政治・経済的目的のため」

→リベラル派は警官、右翼に対して両面作戦を強いられている。

ヤヌコヴィチにとっては、Oleh Tyahnybokが大統領選で2次投票まで進めば、自分を有利にする。

★14、1、20 毎日雑誌
ルキヤノフ、国家主義者の存在をあまり知らずに、「ウクライナ分裂もあり得ないことでなくなった」と書く。

★14、1、16
議会はほとんど審議なしに、デモ取り締まり法を採択。
★14,1,11
穀物増産、2013年穀物年度、前年度比3割増の6000万トンと過去最高。小麦とトウモロコシの輸出では世界2位に浮上する見通し。中国などから資金が流入し、生産性が急速に高まっている。
〇ウクライナ政府は6月、中国の銀行から農業向けに30億ドルの融資。
★13、12、30 Interfax
Research&Branding Groupの23ー27日調査によれば、住民の50%はキエフでの抗議活動を支持しない。45%は支持。
★13、12、23 Interfax
ウシャコフ、ウクライナはユーラシア同盟のオブザーバーと同時にEUの連合メンバーにもなれるかと聞かれ、「なれる」。
★13、12、17 Reuters
15日にはキエフで20万人が集会。ヤヌコ辞任、EUとの協定を求める。
・ウクライナは2014年、170億ドルの対外債務支払いがある。外貨準備にほぼ等しい。
・オデッサ製油所向け、ロシア原油供給再開。2014年第一期で75万トン。
この製油所はかつてルークオイルが7万バレル・日で操業していたが、赤字で2010年10月閉鎖。VETEKが買収して本年10月再開していたもの。
★13,12,16
政権譲歩も20万人がデモ。11月末に警官隊との衝突でデモ隊に負傷者が出た事件の責任を問い、14日にポポフ・キエフ市行政府長官らを更迭。ポポフ長官と国家安全保障・国防会議のシフコビッチ副書記。市行政府長官は、公選市長(空席)とは別に大統領に任命されていた。
★13,12,15
真新しい大きな協会、「キリスト復活大主教座大聖堂」、2013年夏に竣工したウクライナ東方カトリック教会(通称・ユニエイト教会)の総本山。典礼こそ東方正教だが教理はローマ・カトリック。国内だけで約500万の信者。16世紀。ポーランドの支配下、存続を図った正教はローマ・カトリックに加わった。18世紀に帝政ロシアに支配され、ユニエイト教会も迫害にあった。信者はポーランドに近い西部や中部に多く、西欧への帰属意識が強い。
★13、12、13 Forbes.com
Mark Adomanis
ウクライナの一人当たりGDPは中国以下、人口はロシア以上に減っている。この国を勝ち取ることの費用は高い。
★13、12、13 Rbth
プーチン、「ウクライナとの関税同盟には、EUが入っているものでもいい。ウクライナがEUと連合しても、ロシアは産業協力を続ける」
シュヴァーロフ、「EUにユーラシア連合に反対して欲しくない」
★13、12、11 Bloomberg
寡占資本家のアフメトフ、Oleksandr Yaroslavskyi(DCH Holding)等多くは、EUとロシアの二股。フィルタシさえも、自分のテレビでEUを支持させたりしている。決定的にEUを支持し、集会で演説もしたのは、チョコレート(Roshen印ボンボン)生産のPetro Poroshenko(ヤヌコヴィチの元経済相)。
・19のウクライナ企業の株が西で上場されており、それらは下がっている。例えば鶏肉のMironovskiy Hleboproduct(MHPC)。
・ウクライナのCDI5年ものは1、121で、アルゼンチン、ヴェネズエラ並の信用度の低さ。
・ウクライナ株式指数は2月の高値以来、16%下落。
・Mironovskiy Hleboproduct、ピンチュクのInterpipe Group(シームレス・パイプ)等、12の企業の格付けはFitchが下げた。
・EUからの直接投資は、2008年の150億ドルから、70億ドルに下落している。
・約1000のドイツ企業が登録されている。
・EUは2012年、146億ユーロの製品をウクライナから輸入。
連合協約があれば、たとえばポロシェンコのチョコレートはその生産の40%をEUに向けられるだろう(現在10%)。
・ロシアとの関税同盟をすると、ロシアの強力な企業にやられてしまう。
・ベラルーシ的に、EUから査証、資産凍結をされると困る。ウクライナ資本家の資産の多くは欧州にあるので。
・アフメトフの資産は129億ドルだが、イタリア、ブルガリア、英国に鉄鋼会社を有し、ポーランド、ハンガリー、スロバキア、ルーマニアに電力を輸出している。
★13、12、11 TASS
米国はNuland次官補が10日来訪して、野党に支持を表明。
10日にはアシュトンもやってきて、広場を視察、弾圧をするべきでないと述べる。
ケリー、ビルト、リトアニアの外相Linkeviciusが、デモ弾圧非難の声明。
・しかしEUの大半は無関心。熱心なのはスウェーデン、ポーランド、リトアニア、そして部分的にドイツ。
★13、12、10 James
ヤヌコは12、6 ソチでプーチンと会った。ガス価格引き下げ、50億ドルの資金援助と引き替えにウクライナは関税同盟に入った、との観測流れたが、Peskovが否定。
・ヤヌコは17日にはモスクワに赴く予定。ガス価格の大幅引き下げとAntonov124(ルスラン)の生産再開(ウクライナのD18Tエンジン使用)合意が予想されている。
・米国は口先以外は介入を控えている。
・ドイツは、ウクライナのガス・インフラをロシアがとることをおそれて介入している。
★13、12、10 James
EU関係のデモは、学生が始めた。しかしその後11月29日警察による弾圧を経て、野党が乗り、3の主要野党間でまれな意見の統一を見せている。政府の総辞職と早期選挙を求めている。学生たちは夜と週末に、野党は昼に活動する。
野党はボクシングのVitaly Klichko率いるUDAR(リベラル)、Arseniy YatseniukのFatherland(穏健右翼),OlehTyahnybokのFreedom党。
・Tymoshenkoはヤヌコヴィチの弾劾を求めているが、弾劾は時間がかかるし、関連機関はヤヌコヴィチ派が固めている。
・運動はキエフと西部では盛んだが、東部は燃えず。反対派支持は49%、反対が45%。
★13、12、9 Nationalinterest.org
John Herbst (National Defense University)
2012年GDP成長率は0、2%、13年はほぼゼロ。
10月14日、ヤヌコヴィチ支持率25%。
・輸出の25%がロシアへ。
・反対派は当初、自発的でリーダーなし。野党は後から乗ったが、コントロールできていない。
→明確な目的がない。今は政府総辞職、早期大統領選挙を求めているが、野党による内閣不信任は12月3日、議会で通らなかった。
・3人の元大統領が若者たちの平和で市民的な運動に共感を示し、政府に対話を呼びかけた。
★13、12、5
ヤヌコヴィチ、中国で公的資金援助受けられず。「商業案件足すと80億ドルになる」という程度で終わる。
★13、12、5
(中国・外交)(中央アジア)ヤヌコビチ、訪中。「大シルクロード構想」支持を表明。
★13,11,28
ヤヌコビッチ、26、27日、テレビとのインタビュー。連合協定の調印を先送りする考えを正式に表明。国内の生産設備や製品の品質をEU基準に合わせるには2017年までに1600億ユーロ、だが、EUからの支援額は約6億ユーロ。
〇15年の大統領選で再選を目指す。市場開放に踏み切れば、短期的には急速な経済悪化。少なくとも15年の大統領選行こうに持ち越される。
〇プーチン大統領は26日、280億ドルに達するウクライナの対ロ債務の再編に応じる考えを表明。
★13,11,22
ウクライナ、連合協定の準備停止。アザロフ首相がCIS貿易・経済関係の悪化で失われた国内生産の回復に向けた措置を詳しく検討するためと。与党は21日「損失」を補う計画を示すようにEUに求めた。親欧米の野党勢力は政府の総辞職を要求し、今週末に大規模な抗議運動を行う方針。
★13,11,22
前首相の釈放法案を否決。
★13、11、18
ロシアのガス輸入停止の舌の根乾かないうちにウクライナ後退、ロシアと合意ができたので予定通りの輸入を続けると表明。
(その数日後には、EUとの連合協定の準備を停止すると発表したので、EUはロシア・ガス値下げのための具として使われていたことになる)
★13,11,15
最高会議は13日、ティモシェンコ前首相、法案の採決見送り。与党が治療後に再び服役することを求め、議論が紛糾。次の議会会期の19日、EUは当初、18日の外相理事会の連合協定調印の是非を決める予定だったが、1日の猶予を与えた。大統領は10日17日、法案が「議会で採決されれば、私は署名する」と譲歩。
〇11月9日にもプーチン・ロシア大統領と会談。ガス供給価格の大幅な引き下げなど、ロシアに傾いた。


モルドヴァ
★13、12、4 国務省
この20年間で、モルドヴァに米国は11億ドルの援助。
★13、11、21 James
モルドヴァの自由民主党政権(Filat前首相)は、EU連合協約を2014年選挙で利用したい。
問題は、改革が十分でないこと、モルドヴァ政権に腐敗した利権がからんでいること、民営化を進めるとロシア資本がモルドヴァ資産を買収すること(先月はシチナウ国際空港がロシア資本に49年租借された)。
・Lupu及びPlahotniucの民主党と連立しているが、それが自由民主党の人気を下げている。民主党はEU連合協約を支持し、関連法案を通しているが、実際には実業家Plahotniucの利権を拡大することしか考えていない。
・自由民主党は外相、内相、法相、国境警備を押さえている。民主党は司法、裁判所を押さえている。
・腐敗していない若手としては民主党のIgor Corman国会議長がいる。
・共産党は有権者の3分の1を押さえており、対話が必要。
★13、10、9
政府は5月、チシナウ国際空港49年間租借の入札を公示したが、結局「西側企業は全部辞退して」、ハバロフスクのKomaksに落札。かつて韓国の技術でハバロフスク空港を改修した企業。
2、44億ドルを投資して、設備改善。その代わり、政府に納めるのは利益の1%のみ。
2012年120万人の乗降客。
Iurie Leanca首相代理率いる臨時政府の最後の日に決定された。


アルメニア
★◇13、12、10 James
アルメニアは、関税同盟加入への交渉をすでに開始している。
・2日のプーチン来訪で、多数の合意。
二国間で大統領レベル二国間委員会を作る。
・ロシア、ガス価格を2014年、270ドルから189ドルに下げる。その代わりアルメニア政府は国内ガス施設の株20%を手放し、ガスプロムの100%所有を認める。
・ロシアはガス供給を2014年から25億立米に引き上げる。これまでの17億との差は、ロシアが建設するHrazdan火力発電所に用いる。3億ドルの建設費。
・ロシアは石油製品への輸出税を廃止することで、価格を30ー35%下げる。
・老朽化したMetsamor原発の近代化。
・2013年ロシアとの貿易額は12億ドルで、最大の貿易相手(ただしEU全体の方が大きい)。
直接投資累積額もロシアは30億ドル以上で、全体の40%以上。
・これまでコチャリャンとサルグシャンがロシアよりの政策を取ってきたため、西側企業は投資に二の足。
★13、12、10 James
プーチン、EUへの勝利を見せつけるように、2日、来訪。Gyumriのロシア軍基地も訪問。経済面でも合意。
18のヘリコプター追加配備。
★アルメニア領内にナヒチェヴァン。アゼルバイジャンの飛び地。ナゴルノの逆。
ただし乾燥した山地で不毛。人口35万程度で、ほとんどアゼル人。出身の有名人にヘイダル・アリエフ。
アルメニア人はナゴルノ戦争の時、ここから追放された。


グルジア
★14、1、7 前首相・内相Merabishvili収監されている。
当局は彼にサカシヴィリの口座、Zhvaniaの死の真相について吐かせようとする。
★14、1、14 TASS
ロシアとグルジアの国境チェック・ポイント、Verkhny Lars・Kazbegiは1月15日、稼働予定。24時間。
グルジアはすでに1年前、ロシア人への査証を不要としているので、彼らはグルジアのスキー場に来ている。
★13、12、22
サーカシヴィリ、フレッチャー・スクールに就職。
★13、11、21
Margvelashvili大統領は、国家安全保障会議書記にIrina Imerlishviliを指名。大統領ともども権限は限られているが、Irinaは西側からよく思われていない。加えて大統領は外交顧問にYano Machavarianiを指名。彼は全方位外交主唱者。
★◇13、11、4 James
イワニシビリの利権に、国全体が絡めとられた。首相も彼の側近。
11月2日、イワニシビリは31歳の内相Irakli Garibashviliを後任に指名。予想されていた人事。
・ガリバシヴィリはトビリシ大卒のあとParis1大学で学び、英語、仏語、ロシア語をしゃべる。
・しかし政治経歴、不足。
大卒の後は8年間、イワニシビリの会社で勤務。議会外交委員会で1年間研修、2012年から内相。
・内相の間、ネポティズム。夫人とか親戚をポストに。
・こうして大統領も首相もイワニシビリの子飼いに。
国家が1実業家の手中に収められた、まれな例。
・国民はApathy。大統領選は投票率50%以下。サカシビリの党United National Movementの大統領候補は21、72%しか集められず、退潮。まともな野党がいない。
★13,10,29
大統領選は、イワニシビリ首相率いる与党「グルジアの夢」マルグベラシビリ前第1副首相(44)が圧勝。親欧米路線と隣国ロシアとの関係改善を両立する「バランス外交」を強化。有効投票の6割超。任期は5年。憲法改正により今回の大統領選後、内政と外交の実権が首相と議会に移る。大統領は名誉職に近い地位になる。
★◇13、10、28 Reuters
Margvelashvili(44歳)、60%以上で大統領に当選。
記者会見で、「Europe is our choice and this election is a confirmation of our European course"と言明。
"We have to try to work with Russia, our neighbour"
★13、10、14 Bloomberg
ロシア、グルジアからの果実、野菜、ナッツの輸入解禁。ワイン、水もあわせ、食品をほぼ全面解禁。
アゼルバイジャン
★14、1、28 James
Davosでアリーエフ、シャー・デニス2から3のガス・パイプラインを作って欧州へ輸出する案を披露。
一本はアゼル、グルジアの南コーカサス、一本はアナトリア横断、一本はギリシャ・アルバニア経由でイタリアへ行くアドリア海越え。
・トルコはアゼルのガスのおかげでハブでいられる。
・アゼルは、トルコにとって最大の投資主になってきている。170億ドルをコミット。
★13、12、10 James
イラン・米国関係向上でアゼルはまずい立場に。
この数年間、アゼル・イラン関係は緊張ぎみ。アゼルがイスラエルと安保協力をしていることが一番原因だろう。革命防衛隊が特に警戒している。そしてイランの聖職者は、アゼル政府の世俗性を嫌う。
・アゼルはイランの聖職者とは、Caucasian Muslim Boardの議長Allahshukur Pashazadehを通じて話し合っているが、革命防衛隊とはチャンネルがない。
・アゼルは、イランの敵対的姿勢は、アルメニアに焚きつけられた結果だと勘ぐるようになっている。
・米国との関係は、アフガン・ロジの必要性なくなると疎遠になるだろう。そして、米国はアルメニア=イラン関係増進にも反対しなくなるだろう。
・さらにイランとの合意は原油価格を下げかねない。
・1992年以来、米国はFreedom Support Act907条に基づき、アゼルバイジャンへの資金援助を控えてきた。
★13、12、4
1日夜、イランとの国境を密入国しようとした者達との撃ち合いで、アゼルの軍人1名死亡。


中央アジア
★14、1、11
7日付け人民日報、2013年中央アジアとの貿易額は460億ドルを超えるとほうずる。
・しかし、2013年1ー9月、タジキスタン・ロシア貿易は7億ドル、タジキスタン・中国貿易は4、8億ドルだった。
・習近平は中央アジア歴訪で、「シルクロード経済ベルト」構想を打ち上げた。
・中国は2001年のたいがい戦略で、隣国の福祉は安定性を保証するもの、と書いた。
・中央アジアの者にとっては、「中国では政府の言うことを皆聞く。ロシア、米国の企業は採算せいをまず考える」
★13、12、17 China Press
(中国・外交)14日、中国国家発展改革委員会と外交部共同で、シルクロード経済ベルト及び海上シルクロード建設に関する座談会を開催。ヨーロッパとの連絡、ユーラシアの一体化を標榜。
地方省の代表出席。
★13、12、5
カザフ以外では、ロシア語すたれてきている。
カザフではロシア人40%も減少しているのに、ロシア語ができるのは80%以上で増加。キルギス、ウズベク、タジク、トルクメンでは50ー80%がロシア語を「できない」。
・1989年国勢調査では、カザフ人の62、8%、キルギス人の36、9%、タジク人の30%、トルクメン人の27、5%、ウズベク人の22、3%がロシア語をできた。
★13、12、2
Andrei Kazantsev、ロシアの中央アジアへのODAはトルコ以下で、出稼ぎだけが武器。これでは駄目だとして、5つのシナリオを提示。
ロシアの復帰、中華帝国への降伏等。
★13年12月
(米国・外交)Richard Hoaglandはカザフスタン大使を務めたあと、米国でPrincipal Deputy Assistant Secretary、Bureau of South and Central Asian Affairs
★13、11、26
ヴェルディムハメドフ、ウズベクを公式訪問。発表された合意文書は観光促進とか、とるに足らないものばかり。
★13、11、7 NYTはイスタンブールから、「マナス放棄は、中央アジアでの米国の実験遊びの終わりを意味する。キッシンジャは、ここを中ロの緩衝地帯と名付けていたが」。
★13、10、23 James
ウズベク・トルクメニスタン関係
9月末、ブハラでウズベク・トルクメン国境画定委員会久しぶりに開かれる。
国境画定条約は2000年に結ばれ、2004年に細部合意。ウズベク12地区の住民が、トルクメン訪問簡素化。
・トルクメン人口の9%がウズベク人。ウズベクには15万のトルクメン人。
→家族の相互訪問必要。
・02年11月ニヤゾフ暗殺未遂事件以来、両国関係は冷却していたが、04年カリモフとニヤゾフはブハラで会って友好関係回復。
ベルディになってから、首脳訪問頻繁。
07年10月、カリモフはトルクメンを公式訪問、ベルディが08年3月にウズベク訪問、また09年2月にベルディがウズベク訪問、12年10月にカリモフがトルクメン訪問。

ウズベキスタン
★14、2、4 Voennoe Obozrenie
米国政府はウズベクを「危険な国家」のリストから抹消。
「危険な国家」だと軍人給料等高めになる。

★14、2、3 James
アラル海周辺鉱区からルークオイル、CNPC以外の外国企業(韓国、マレーシア)、あいついで撤退、ないし参加を縮小。1月2日には英加のTethys Petroleum。
この企業は2013年11月、現地社長がグリナーラ系投資案件に120万ドルを拠出することで掘削権を得たとして逮捕されている。
英国のOxus Goldと同じだ。
・ウズベクの原油生産量は2003年以来50%低下。
・他方、EBRD融資で政府、sANGRUNTAUのシェール・ガス探鉱開始。国土の60%に可能性あり。
★13、12、26 Uzmetronome
秘密筋によると25日、大統領の安全保障補佐官ジャムシド・ファイジエフ、解任。
タシケント州検察に異動。後任は不明。
・13日にはマトリュボフ内相を解任、Adkhama Akhmedbaevを後任に任命。
★13、12、26
22日グリナーラの息子Maksudi、21歳の誕生日で大統領公邸に赴くもSNB要員に止められたビデオ、ネットに流される。グリナーラが流したもの。
「進むと撃たれるかもしれないぞ。文句があったら、ハイダーロフのところに行きな」という言葉。
グリナーラはこれまでツィッターに数回、SNBにいじめられており、それは母と妹の差し金だ、と書いている。
★13、12、24 KTK
ウスマン・ハクナザロフなるもの(昔いたではないか)、インターネットで「イナヤートフのNSB、ローラをコカイン漬けに、タチヤーナ夫人には企業家から高価な贈り物と現金攻勢にした。グリナーラだけは落とすことができず、彼女の企業を迫害した」
★13、12、22
米国で政党BirdamlikのBakhodir Choriev、ウズベクに10億ドルかけて所有者の階級を作ることを約束。
★13、12、20
17日、ウズベクはロシアへの天然ガス供給をすべて止める。寒さのため。
2012年12月にも同じことがあった。
2012年の契約では2013ー15年、13年には75億立米(12年87億立米だった)。
・2012年9月、中国へも毎年100億立米輸出を約束している。今回、中国への供給も止まったかどうかは不明。
★13、12、18
カリモフ、Matlyubov内相更迭。後任は第一次官Adkham Akhmedbaev。
1966年タシケント生まれ。ほぼ一貫してタシケント内務部門。
★13、12、12 
憲法21周年で、9万人特赦。
昨年20周年では6、9万だった。
2013年初頭で、人口10万あたり166名の囚人がいた。
★13、12、5
ウズベクTV職員は海外で休暇も駄目、旅行も駄目、外国人と接触しても駄目になった、との報道流れる。
実際は、以前から「許可が必要」ということだったのが、大げさに報道されたもよう。
★13、11、30
SCO首相会議出席のため、李克強首相がタシケント来訪。キルギス、カザフ、タジクの首相と個別会談しているのに、ミルジヨエフとの会談をしたかどうかについて報道がない。


カザフスタン
★14、2、7 James
現在、中南米諸国との外交にご執心。
これまでキューバだけに大使館持っていたのが、2013年10月イドリソフ外相、初めてアルゼンチン、ブラジル、チリを訪問。

★14、1、31
(CSTO)ロシア国防相との話し合いの結果、ロシアはS-300を5基、無償で供与。
アフガニスタン撤退後に備え、CSTOとして強化するもの。これまでロシアに配備されていた。
・現在、カザフにおけるロシア軍射撃場の大きさ、「バルハシ」ミサイル攻撃警戒システムの将来について、話し合い始まっている。

★14、1、30 Camonitor.com
Bolat Shakuev
カザフスタンのKGBとそれが支配するマスコミは、アリーエフにつき過ぎたために、現在ではばらばら。
★13、12、31
ロシア議会、「カザフスタンとの統一防空地域システム設立協定」を批准。
1月に両国国防相が合意していたもの。
元から対空装備、共有しているが、今回は双方の軍用機が作戦中、相手の領空に立ち入ることを可能にしたもの。
★13、12、22
2006年Sarsenbaiuly暗殺、「犯人」のイブラギモフ、服役終えて出所し、「本当の注文主はアリーエフだった」。
検察、これを確認。
★13、11、18 James
11日、エカテリンブルクで恒例のカザフ・ロシア地域首脳会議。プーチン、ナザル、新しい友好協力条約に署名。
3000名以上の官民合同会議。
工業面での協力推進。
・セーチンとカズムナイガスの間で、ロシアが中国への石油輸出を3倍にして、100万バレル・日にするためにはカザフの石油管使用を使うことで合意。
・両国は、国境地帯のImashevskoyeガス田を共同開発に合意。
・両首脳は会見で、どちらが輸出が増えているか等で、数字の食い違いを露呈。

キルギス
★(トルクメニスタン・天然ガス)14、2、2
習近平、13年9月トルクメン訪問の際、「4本目」のガス・パイプライン建設意図表明。ウズベクータジクーキルギス経由。
習近平来訪の際、キルギスと融資協定署名されている。
→2月1日、キルギス閣議で、関係委員会設立。30年間で15億ドルの収入がある。

★◇14、1、31 独立新聞 アレクサンドル・Knyazev
昨年サウジの大使館。その後進展急。
外務次官が来て、首相、議長と会った。議長ジェエンベコフはアラブ系(?)で、長らく湾岸とビジネス。
1月にはハリド王子が来訪。
昨年9月にはサウジ国会議長も来訪。
・マナスにサウジのロジ・センターを作る話あり。50ヘクタール。「清潔な羊を送るための」
・これが怪しい。1990年代初めの無茶な農場民営化で、家畜は食われてしまい、キルギスは今食肉の輸入国。
・1990年代初めからキルギスでは変な宗教学校がたくさんでき、今では原理主義を教えている。
・→右「ロジ・センター」がテロ・センターであって不思議でない。ロシア、中国向け。
・2010年2月イランはドバイからビシケクへ向かうキルギス航空機を強制着陸させ、中からイラン・アフガン・パキスタンを結んでいたテロリスト、あぶろるまりく・Regiを発見、処刑した例がある。
・近く、アタムはサウジを公式訪問する予定。
★14、1、23 
       イシク・クリ州に新彊から約20名のウィグル過激派が侵入、撃ち合いになり、2名殺される。ほかは逃亡中。
★14、1、23
Kulmatovがビシケク市長に転出したため、チュイ州の政府代表の臨時代行に次長のジュヌシャリエフ任命。この地位はなぜか「大麻王」と呼ばれている。

★◇14、1、15
オシュ市長選というか、市議会での投票で、45名中25名が多数連立推薦のAitmamatKadyrbaevに投票。Myrzakmatovは19票。これで確定。★14、1、10
マナスでは毎日約2000名のアメリカ人がトランジットしている。
★13、12、30
米国はキルギスの26カ所に、レーダーを設置している。イシク・クーリのSary-Tashとか、Tokmakとか。
★13、12、16
14年1月、ビシケク、オシュで市長選挙予定。Myrzakmatov、当選確実と自認。
★◇13、12、7 N.Z. 
Myrzakmatovは「市長代行」の地位にあったため、簡単に解任された。2012年3月市長選挙をやらなかったのが災いした。
オシュ、ビシケク市の法的地位を定める法律にアタムバエフが署名しなかったために、市長選挙ができなかったのだ。
・アタムバエフは冬でデモがやりにくい時期を狙って、賭に出た。キルギス・ガスをガスプロムに売却する件を野党が妨害したことが引き金。これでガスが滞れば、大衆の不満がこうずるため。
・まず11月22日にタシエフ(アタージュルト)の息子を横領で逮捕、同時に与党SDPKのビシケク市長、Balykch市長も検挙。
・キルギスのジリノフスキーと称されるNurlan Motuevも検察にしょうかんされた模様。
★13、12、5
首相、Myrzakmatovオシュ市長、解任に署名。Baigazakov Alimzhanが代行。
★13、12、4
Omurkulovビシケク市長、辞表。第1副市長Murat Ismailovが代行。
★13、12、1
11月20日逮捕されたAkhmatbek Keldibekovの釈放求めて、青年達がオシュ州庁を襲撃。
★13、11、26
キルギスでは、新築の米大使館は地下28米もある、今の300名に加えて200名も増員になる、諜報のセンターになるに違いない、とか、米軍はマナスに残る、とかの観測がかまびすしい。


タジキスタン
★14、1、11
201師団のUsov、昨年8月ドシャンベで行方不明になったまま。
★13、12、26
ドイツの上院議員、GPSでタジクに盗難BMW約200あり、大統領の親族が使っていると訴え。
しかしこれまでも同様のドイツの申し入れをタジク政府は蹴ってきた。
★13、12、25
元産業相サイドフ、最高裁で腐敗、一夫多妻等で26年の懲役。
4月に「新タジキスタン」党を設立すると声明した後、5月に逮捕されていたもの。
★13、12、20
タジキスタンはキルギスが関税同盟に入って初めて、関税同盟に入れる。そうしないと国境を接していないので(アルメニアは例外)。
→加盟まで数年の余裕はある。
・他方、中国等も言い寄ってきている。中国は最近、貿易で元使用を提案してきた。
・◇政府収入のかなりが関税収入であることも、関税同盟への加盟を難しいものとする。
★13、12、19
スイスの仲裁法廷、ルスアル系のHamer Investing Ltd.の訴えを認め(ボーキサイトとアルミの交換を実行しなかった)、TALKOに2、75億ドルの賠償支払いを命ずる。
→TALKOは倒産の危険。
★13、11、30
新しい陣容での最初の閣議。平均年齢、56、7歳から52歳へ。
国防相はSherali Mirzo、46歳。南部のHamadoni州生まれ。ソ連、ロシア軍学校で長期間教育(参謀本部付属軍事アカデミーで4年間含む)。
最近では国境警備隊を率いていた。これは軍ではなく、国家安全保障委員会所属。
・外相はHamrokhon Zarifi。02ー06年米国大使(国連大使も兼任?)。1964年、Temurmalik州生まれ。
・依然としてクリャブ州優勢。
しかし首相はホジェントだったが、後任のQohir Rasulzodaはソグド州知事出身。
・財務、内務はクリャブ。
★13、12、7
TALKOで爆発。20の窯が不能に。アゼルバイジャンからの原料の低品質が原因。
(どうやって届けているのか?)
★◇13、11、7
ラフモン、暫定数字で83、6%を第1次投票で獲得。当選。


トルクメニスタン
★14、1、11
ベルディ、Khommadovトルクメンガス社長を更迭。活動に不満を表明。
★◇13、12、29 
ベルディ、「国家資産非国有化・民営化について」の法律に署名。
14年7月1日に効力発生。それから3ヶ月内に関連基準を定めるべし。
★13、12、20
15日総選挙。投票率91%。推定では、与党民主党の圧勝。
初めて野党も参加。2008年まで一党制だった。
125議席に対し、283名候補者。
労組、女性連盟、青年団体、市民組織も候補者を推薦できる。
・今回OSCEからも監視団。初めて。ただし報告書は2ヶ月先。
NISからも監視団来て、肯定的な評価。
★13、10、30
この7~8年、マスゲームへの学生、公務員の動員頻繁で、週末のほとんどがつぶれていることへの不満大。
★13、10、29
西部を中心に水、暖房の供給がほとんど止まっているとの報道。水はこれまでも不足。
それなのに大統領は立派なホテルや噴水ばかり建てているとの不満。
★◇13、10、22
ベルディ、最近高血圧で常に医者必要。
落馬して3時間後に現れはしたが、その後3日間入院していた。
上層部では、もしものことがあった場合として、Akdzha Nurberdyeva国会議長の名がささやかれている。
他に有力なのはRashid Mamedov外相。
前者は1957年生まれ。2007年以来、議長。
★13、10、11 トルクメン民主市民同盟議長Vyacheslav Mamedov
カスピ海沿岸トルクメンバシの一部等では、水道、暖房の断絶(数日続くこともある)がこの10年間ひどくなる一方だとして、ベルディに公開書簡で訴え。
ニヤゾフが職場でトルクメン人を優先したため、ロシア人要員が大量に出国したこと、ニヤゾフが技術専門学校を廃止したこと、Avazaの整備等に資金が取られ、インフラに資金がまわっていないこと、トルコが建設を席巻したため、地場建設企業がなくなったこと等を原因としてあげる。
★13、11、26 Ferghana.ru
BP Statistical Review of World Energyは確定埋蔵量測定方法をソ連式から西側式に変更。
それによってトルクメン、カザフのガス確定埋蔵量、約30%下落。
トルクメニスタンのは17、5兆立米とされ、これは以前の25、4兆より31、1%低い。
(トルクメンはGaffneyの調査結果を受けて、Galkynyshの推定埋蔵量は26、2兆立米もあると言っているが)
・カザフスタンは、1、9兆が1、3兆になった。
・トルクメンは2030年には年間2500億立米採取すると言っており、これでは30年間で埋蔵量の半分以上を使ってしまう。

コメント

投稿者: Malena | 2015年2月11日 21:13

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投稿者: Raquel | 2015年4月19日 10:24

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