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世界はこう変わる

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2012年6月13日

モスクワ反政府集会と神の怒り

12日、モスクワではまた大規模な反政府集会が開かれた。主宰者(と言っても、いろいろな団体の乗り合い)の推定では5万人、警察側の発表では1万8千人というから、まあまあの規模。写真を見ると、祭りのよう。

大きな暴力騒ぎや警官隊との衝突は報道されてない。多分、これまでと同様、双方とも互いの挑発に乗らないようにしていたのだろう。それよりも効いたと思われるのは、昼からおかしかった空模様が午後には完全に崩れ、雷雨が会場を見舞ったことだ。モスクワの雷雨はすごいから。滝のよう。

これは果たして自然の業か、あるいは雲にドライアイスを撒いて雨を降らせる技術を持つロシア軍の仕業なのか。演説も終わって、ロック音楽を奏でるステージに雷が落ちるのを待ち望んだ聴衆もいたらしい。

いや、本当にロシアは何でもあり。ドラマチックで少しfunny。これが病み付きになる人もいる。

もう1月近く計画されてきた12日の集会も終わり、これで反政府運動は一休みだろうか? そろそろ子供の学校も終わり、ロシア人たちは夏休みムードになっていく。黒海沿岸のリゾートなどに散っていくのだ。

しかしそれにしても、ロシアの政権もよたよた気味(肝心要の原油価格が低下している。通貨ルーブルも数年来の低値となって、このままだとインフレになる)、中国の政権も薄熙来事件と経済低下でよろよろ気味。日本は、足腰が強いのか、鈍感なのか知らないが、やはり実力なのだろう。その安定性が際立ってきた。

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