2018年7月 7日
シェア・エコノミーの台頭 ――GDPに代わる指標の必要性、ますます大きく――
これから先進国のGDPには、多くの下押し要因が現れる。無人運転自動車が実用化されれば、車は所有するよりシェアする時代になって、必要台数は減るだろう。
またその他、値の張る電気製品や児童製品にしても、何にしても、口紅にしてさえも、現代の若者はメルカリか何かで中古品を安く交換しては、実質的に豊かな生活を享受している。そして、これらの交換売買は、GDP統計には十分反映されないかもしれない。
こうなると、表向きのGDPは小さくとも、生活水準は高い国がこれからどんどんできてくることになる。これらの国の実質的な富をはかり、比べる指標があった方がいいのでは?
これは、ブータンの幸福度指数のようなセンチメンタルなものではない。もっと我々の現実に基づいた課題である。
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.japan-world-trends.com/cgi-bin/mtja/mt-tb.cgi/3696